日記の返事

    
    「日記で (その6)  2月21日  76号
              −注文付返事−
(例4)の日記,
「今日,学校から帰って,○○君と△△君と□□君と××君とかくれんぼをして遊びました。
 とても楽しかったです。」
に対する返事として,「交換日記」タイプならば,「かくれんぼ」についての話を書きます。
「追従」タイプでは,「そう」と「だね」をつけ,後に一言メッセージを入れて終わりです。

返事の3つ目のタイプとして,その日記の書き方に対して,いろいろと注文をつけるものがあり,私もついつい使ってしまいます。
「交換日記」タイプや,「追従」タイプが,下図の(A)の関係とすれば,

    (A)     (児)→→→→(日記)←←←←(教)

この,注文をつけるタイプは(B)

    (B)                (教)
                       
                       
             (児)→→→→(日記)

の関係と言えます。
つまり,(A)が対等に対話している形をとりながら,子どもの生活,意識等を把握していこうとしているのに対し,(B)では,レベルの上の者が,下の者に対し,書き方の指導をしていくという形です。
(例4)の日記に対しては,こんな返事になります。

    例5
  友だちの名前を一人ずつ書かなくても,「4人」と書けばよいのですよ。
  かくれんぼは,どこでしたのかな?
  おにになった気分はどうでしたか?
  「楽しいな」と思ったのはどんな時だったかな?
  その時のようすや気持ちをもっとくわしく書こうね。

もし,ひらがなが多ければ,「もっと漢字を」。
字がきたなければ,「もっとていねいに」。
さしずめ,「教練」タイプとでもいうものです。




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