「日記で (その7)」 2月22日 77号
−日記嫌いをつくるタイプ−
「交換日記」タイプの次に多いのが,この「教練」タイプではないかと思います。
日記文のどこかに,修正を加えたり,付け加えを求めたりの注文が返事の中に入ります。
特に多いのは,「思ったことを書きましょう。」です。
他には,漢字のまちがいを書き直させたり,字をていねいに書くよう求めます。
真面目な教師ほど,細かい所までチェックし,注文をつけます。
少しでも文章を上手に,思ったことが書けるようにと本気になります。
私も一生懸命注文をつけていました。
しかし,書き手の子どもとしては,注文がつくほどに,日記が嫌いになっていくのです。
「今日,学校から帰って,○○君と△△君と□□君と××君とかくれんぼをして遊びました。−−−−」
と,書かれたような日記には,どのような返事を書いていけばよいのでしょうか。
今の私は,やはり,こういう日記が何度も続くようだと,注文をつけてしまいますが,初めてこういう内容が見られた時は,こう書きます。
例6
学校から帰っても,いっしょに遊んでくれる友達が4人もいるということ。友達の数が楽しさの数です。このつき合いを大事にして下さい。 |
日記の評価でなく,本人の生活への評価を行います。
(C) (教)
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(児)→→→→(日記)
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