日記の返事

 
    「日記で (その13)   3月3日  89号
               −1年分の返事を単位として−

   学級記録

     ふれあい        1号  4月8日

5年生では,日記を毎日書いていきます。
それも,「今日,何々をした。」で終わるような,ただのメモ日記ではなく,「今日,何を考えたのか。」を記していく,心の成長の記録になる日記をめざします。
日記のために,日記を書くのでなく,日記を書くことをふみ台にして,自分の「心」と「思考力」を豊かにしていきます。
この「ふれあい」は,そんな5年生の姿を記録し,応援していく一枚文集です。

これは,「ふれあい」の最初の号の紙面です。
ここにも書いているように,
  日記のために日記を書くのではない
  日記を書くことをふみ台にして,「心」と「思考力」を豊かにしていきたい。
ということを考えて,「日記」に取り組んできました。
この「心」と「思考力」が,前回まで書いてきた「日記文を変えていきたい理由」の「日記で思い出す」と「日記で考える」ということなのです。

以上,2つの理由から,日記文の変化をめざして,「返事」も書いていきます。
と,かっこよく言いたいところですが,実際の私の日記の返事には,今まで紹介してきた「交換日記」タイプあり,「教練」タイプあり,「説教」タイプありで,あまりエラそうなことは言えません。(「思ったことを書こう」なんて,何回書いてきたことか。)
元々,日記の返事には,これらのタイプが,その日記の内容によって,いろいろに混じっていくのが普通です。
しかし,「返事」に対する教師のこだわりがない場合,1年間の「返事」を集計してみると,どのタイプか見えてくるものです。
また,逆に言えば,1日や2日,1週間や2週間の日記の返事を見ただけでは,結論を出せないということです。
私は,いつか,どこかの教師と,お互いの1年分の日記の返事を出し合う中で,お互いに評価し批判し合いたいと思っています。




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