漢字の定着について
95点→98点→94点 ・・・・ 85点→99点

上の数字は,漢字交じり短文10問テストのクラス平均点を表しています。
5回とも,同じ問題でテストしています。
初めて,この問題でテストした時は,平均が95点でした。
大体,いつも最初は,宿題で3回ずつ練習した後なのでこれぐらいの点になります。
その次の日テストしたら,98点になりました。
これは,テストで違った人は,そこをまた3回ずつ練習するからです。
そして,その次の日同じテストをすると94点に下がっています。
これは,初め覚えていた漢字を忘れた人がいるからでしょう。
そして,この次のテストは次の新しい10問のテストをしています。
(・・・・)の部分です。

3・4年生は小学生の中で一番新出漢字の多い学年なので,次々に覚えていかなければなりません。
その次のテストも,この新しい10問のテストをしています。
そして,土,日の休みがあります。

そして,月曜日,久し振りに,前回のテストをすると,何と,85点に平均は下がっていました。
2回目には98%まで覚えていたものが,時間がたったことで85%まで下がってしまったのです。

ところが,その次の日の同じテストでは,平均が今までの最高である99点!にまではね上がったのです。

3回ずつ全員が10問全部を練習した次の日でも95点だったものが,時間がたつことで,一時期は消えたようにみえていた記憶が再度テストで刺激され,99点にまでよみがえったのです。
記憶には,やはりこういう時間が必要なようです。
また,では毎日3回ずつ練習すればいいかというと,それでは,「イヤ」になってくるのです。

今は,漢字テストでその日書けた漢字は練習の宿題なし,となっています。
本当は,確かな定着のためには毎日練習した方がいいのですが,
「100点取れば,漢字練習の宿題はない」
ことで,前の日の漢字練習は,本気で「覚えるためのもの」となるはずと考えています。


(通信枠外の一言)
音読で,スムーズに,しかも,書いてある通り,一字一字を大切に読むには,すごいエネルギーを必要とします。それができるようになると,学力はグンと伸びます。それは,注意力,集中力,持続力が身についているからです。




戻る戻る