がんばったね
−−−家の方々から「5年生の日記たちへ」の一言−−−

     「心に残る一年」
 この1年間,みんな良く書き続けたと思います。日記を目の前にして,「今日は,ていねいにがんばって長い日記を書こう」とか,「たいぎいなあ,早く書いてファミコンでもしよう」など,さまざまな思いを持ったでしょうね。でも,「ふれあい」を読むたびに,文のおもしろさにおどろくばかりでした。表現も工夫されて,みんな「ふれあい」に自分の日記があるのを家の人に話すことは,とてもうれしかったと思います。

 我が子について言うと,最近になって急に,字はていねいになるし,おもしろい表現もどんどん出てきて,正直,おどろいてしまいました。でも,悪い気はしません。この子も頑張ればできるんだと,親バカを出しています。
 先生の熱意が,子どもらに1年かけて,通じたのでしょうか。子ども達は,みんなおどろく程成長したと思います。

 4月から6年生です。あっと言う間の5年間でした。その中でも,この1年は,心に残るものが多かったように思えます。もうすぐ6年生のみんな,これからも,どんどんチャレンジ精神をもって頑張ってください。仲間と共に・・・。



      「毎回楽しみに」
 頭の中では,色々と思い浮かべたり,思ったりしていますが,いざ文にして下さいと言われると,なかなかうまく書けません。でも,子ども達は,毎日自分で考えたこと,見たこと,聞いたことをうまくまとめて,1つの文というか,日記を書いてきたことは,大変素晴らしいことだとつくづく感心しています。
 それを,先生は,ちょっとした言葉づかい,文の書き方のうまさをちゃんと見つけて,引き出してほめておられるなぁーと思い,「ふれあい」を毎回楽しみに読ませて頂きました。
 
 これからもずっとこれだけは,続けていって欲しいと思っております。(我が家では,おじいちゃん,おばあちゃんも楽しみに読ませて頂いております。)



     「成長したね」
 毎日日記を書き続けるということは,本当に大変なことだったでしょう。たまには,今日は何を書こうか悩んだこともあったでしょう。でも,近頃では,あれも書きたい,これも書きたいと,書くことがいっぱいあるのではないでしょうか。
 それは,あなた達の物の見方,考え方がずいぶん成長したからではないでしょうか。
 これからも,あなた達のすばらしい目で見て,感じたこと,思ったことを日記に書き続けて下さいね。



     「子ども達の力」
 「ふれあい」を見て,第一印象で残っているのは,

「○○さんと○○君と○○君と一緒に○○をして遊びました。おもしろかったです。」

に対しての先生の評価の仕方です。

「友達が大ぜいいることは,すばらしいことです。」

と,こんな評価の仕方でした。私は,あ,すごいな,こんな見方が,考え方があるんだなって,感激めいたものを感じました。今までに自分が見い出せなかったものを見つけた様な,そんな「一言」でした。
 
 それからは,子ども達の日記からというのではなく,日記に対しての評価にすごく興味を持ち,新しい何かを見つけるために,「ふれあい」は,欠かせないものになりました。
 そんな中,ある時,ほめられたい一心でか,子ども達の日記が同じに思えてしかたない時がありました。その時,今のやり方で本当にいいんだろうかと考える様になり,このままでは,人まねになってしまい,自分の思いを書けないまま終わってしまうのではないか,など思い,そう思える中,先生の評価は,相変わらずほめ言葉。どうしてそんなに,落ち着いていられるのか,いらいらした日もありました。
 いつの頃か,また子ども達の日記が,いきいきしてきたものを感ずる様になり,あー,やっぱりあれで良かったのかなと思い,先生の力だろうか,子ども達の力だろうか。
 
 小さな花が一つ開いたことでも,花びらが一枚一枚大きな音をたてて花開いたかの様に,子ども達の心は,驚き,感激し,喜び,それをうまく表現できています。
 1年間,子どもの勉強より,私の方がより多く勉強させられた様に思います。本当にありがとうございました。



     「心を見つめる事」
 「ふれあい」の日記を見ていると,子ども達の心の中や,自然を見つめて感じる心をそっとのぞいているようです。毎日の勉強,読書,テレビなどから多くの知識を身につけ,物事を見つめる目が,高学年らしくなったと思います。
 日記を書くということは,自分の心を見つめることもできるし,これからも書き続けて下さい。



     「きれいな心に感心」
 いつも明るく,元気で,「ちょぴり子どもっぽいクラス」と思っていた皆さんが,この1年で,すごく成長したなと思います。「ふれあい」に綴られた皆さんの日記から,やさしい心や,強い心,そして,友達思いのすばらしい友情や,道端の小さな生き物の変化にも目を向けられる,すばらしくきれいな心に感心させられます。
 児童会選挙の日の日記など,本当にクラスのこと,友達のことを自分のことの様に喜んでいるみんなの様子が目に浮かび,我が家でも,その日の様子など聞きながら,
「こんなにあったかいクラスの一人でいられることをうれしく思い,こういうクラスに導いて下さった先生に感謝しようね。」
と話しました。
 
 自分の思いや,心を文にできるってとてもすばらしいことです。これからも,いろんな思いや気持ちを飾らない自分の言葉で,伸び伸びと書き続けてほしいと思います。きっと「続けてきて良かった」って思うことがあると思うよ。
 相手に気持ちを伝えたい時など,言葉で言うより,文章に書く方がずっとずっと心に残るものです。もうすぐ6年生の皆さん,このまま,やさしい心を忘れず,頑張って下さい。



     「やったね,5年生」
 先生,お体の調子はいかがですか?
 5年生のみなさん,お元気ですか?
 何かを毎日続けるということは,とても大変なことだと思います。まして,現代人に欠けていると言われる,「書く」ということ,私達大人でさえなかなか難しいことです。私など,家計簿は4日〜5日は,まとめて書いたり,ほんの日付と天気を書くだけの日記でさえ,2日〜3日まとめて・・・!
 ほんとにお恥ずかしい限りです!!
 
 でも,5年生はとても頑張りました。イヤがらないで,
   楽しく・・・明るく・・・元気よく・・・
 やったね,5年生!!!! 頑張ったね,25人!!!!
 そして,先生,ほんとに1年間ありがとうございました!! この1年間で,子ども達はとても成長した様に感じます。
 また,桜咲く4月からは,最高学年の6年生です。この1年間のことを胸に,最後の小学校生活を有意義な1年にしてほしいと思います。
 「ふれあい」とてもいい言葉です!!



     「輝いているね」
 「ふれあい」は大好きです。読むのがとても楽しみで,家族で読みます。何故楽しみなのか,それは,5年生一人ひとりが,輝いているからです。
 観察する力,考える力,他人への思いやり,感性等々,養われているのが見えるからです。成長しているなー。表現だって,とても豊かになっているし,鋭いし,うまい。とにかく感心しています。子どもの成長が見えることは,嬉しいことです。感動です。それを気づかせて下さる,先生の評価がまた素晴らしい。
 書くこと,発表すること。表現の苦手な私は,5年生がちょっぴりうらやましいです。
 みんなもうすぐ6年生です。さらに「ふれあい」の心をバネにして,成長して下さい。



     「続ける素晴らしさ」
 毎日,日記を書き続けることは,大変なことです。文を書くことが好きな子もいれば,あまり得意でない子もいるでしょう。でも,皆がそれを続けてきたことは素晴らしいし,私も学ぶことの1つでした。
 「ふれあい」を見ることは,とても楽しみでした。なぜなら,学校のこと,友達のこと,あまり帰って話をしてくれないので,この「ふれあい」を通して知ることが多かったからです。そして,枠外に先生が書いて下さる一言も私にとって楽しみなものでした。
 
 この1年間で,クラスの雰囲気が明るく,とても生き生きしてきたと思います。親としては,子どもが毎日はつらつとしている姿を見ることは嬉しいことです。子どもを励まし,成長させて下さった先生に感謝します。ありがとうございました。
 今年は,子ども達も最高学年です。友達と仲良く,元気で,いろいろなことに挑戦してほしいと思います。さらに,これからの成長を楽しみにしています。


(通信枠外の一言)
今,5年生の百人一首は,1試合が5分で終わります。百首を5分で読んでいくのは少々疲れます。何しろ1首を3秒程度で読む速さになります。もう息継ぎのタイミングにも気をつかいます。ここまでくると,百人一首はスポーツになります。




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