表現朝会   −−発表まで−−
(2001年5月7日)

 5・6年生は今社会で「私たちの食生活と食料生産」について学習しています。その中で,「米作り」について学習した内容を表現朝会で全校に発表することにしました。
 
 まず各自でどんな内容について発表するか決めました。その結果,A君とB君は「米作りの昔と今の比較」,C君は「米作りで大切なことと困ること」,Dさんは「1年間の米作り作業」についてを選びました。
 次に各自で教科書や資料集,ノート等を参考に発表原稿を作っていきます。
 A君とB君は原稿をまとめる係と説明用の絵を描く係に分かれました。1年間の農作業の表については,時間がかかるので,全員で分担して模造紙3枚半に大きく書いていきました。

 各自の原稿ができるとそれぞれ発表練習をしていきます。
 まずC君が発表します。次にB君が発表し,その内容に合わせてA君が絵や写真を次々と提示していきます。次にDさんの発表の時は,C君が長い指示棒を持って,大きな1年間の作業表を発表に合わせて指し示していきます。

 これらの作業を歓迎遠足の準備もしながら隙間の時間を使って練習していきました。
 こうして参観日に見ていただいた発表ができあがりました。
 各自でまとめた発表原稿を紹介します。


   「米作りで大切なことと困ること」   
 米作りで大切なことは,夏に気温が高いことと,水がたっぷりあることです。
 次に米作りで困ることは,冷害です。冷害とは,いねの生長にとって最も大切な気温が上がらないということです。冷たい風がふいたり,日の照る時間が短かったりすると,夏になっても気温が上がらず,農作物が育ちにくくなる冷害が起こります。北海道や東北地方の東部は冷害を受けやすいそうです。


   「米作りの昔と今」  A・B
 米作りで,昔と今のちがいは,昔は道や田んぼがまがりくねっていました。今は,真っすぐの道や田んぼが多いです。
 今は田植え機をよく使っていますが,昔はみんな手で植えていました。田をひくのでも,昔は牛を使っていました。でも今はトラクターでひきます。いねをかるのも昔は,全部かまでかっていましたが,今ではほとんどの人がコンバインやバインダーなどの機械を使っています。


   「米作り1年間」  D
 3月には,いいもみを選んで,もみに水をすわせて芽が出やすいようにします。
 4月は,育苗箱にもみをまきます。田おこしをしたり,たい肥をまきます。
 5月は,田植えをします。水の深さは2〜3pにするといいです。
 6月には田にみぞをほります。
 7月は,稲の様子を見ながら薬をまきます。
 8月は,7月と同じように稲の様子を見ながら薬をまきます。
 9月には,水をぬき,稲刈りをします。
 10月には,よいもみを選んでおきます。  



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