(2001年5月15日) 「もみから最初に出てきた白いものは根になる」 と大半の子が予想して,その後苗床から少し生長したもみを一つ掘って教室に持って上がりました。(写真上) これを観察して,子どもたちの意見は,「根になる」から「茎になる」にほとんど変わりました。「ほとんど」というのは,「やっぱり根の方が白いから,もみから出た白いものは根になる」と考える子もいたからです。これは大事な考え方です。そこで・・・ もう一度苗床に行って,生長段階の違う5つのもみを掘り出して来て,並べてみました。 今度は,全員 「分かったァ!」 と,大きな声と共に, 「最初に出てきた白いものは茎になる」 に全員一致したのです。 「多分こうだろう」と簡単に結論を出さず,そして,人に流されず,自分なりの考えをはっきり出してくれる人のおかげで,はっきりした「事実」を科学的,具体的に「知識」として身につけることができました。 次回は,「塩水」です。 |