とうとうできた!「おコメ」
(2001年10月26日)

 稲刈りをしたところで,もう終わったくらいに安心していたら,その後に待ちかまえていた大きな問題「もみすり」もどうにかクリアできました。

 さて,とうとう本当の最後の段階の「精米」にたどり着きました。中には,もうこのままで食べようという子もいましたが,昔の精米の方法を試してみることにしました。
 「びんに玄米を入れて棒でつく」
方法です。量が多ければ一升びんでしょうが,バケツで作った米は約2合程。そこで,500ミリリットルのペットボトルに入れてついてみることにしました。

 
 はっきり言って,私も初めての経験で,これで本当にうまくいくのかどうか自信はありませんでした。どちらかというと,子どもたちと一緒に興味津々で成り行きを見守っていました。
 ザクッ,ザクッ,ザクッ ・・・
と交代しながら何回もついているうち,
「先生,下の米が順に上に上がってきてるよ。」
と教えてくれる人がいました。見ると,本当に棒でつく度に棒の周りの外側の米がきれいに下から上に循環している様子が分かりました。

 しばらくついているうちに米の周りにはずい分粉がついているようになりました。そこで,それを「通し」と呼ばれるふるいにかけ,「ぬか」と「おコメ」に分けることができました。


精米した米をふるいにかける

「おコメ」と「ぬか」

精米したおコメ

ちゃんとはい芽が取れています

 今,教室にはバケ田の稲が「わら」「もみがら」「ぬか」「おコメ」に姿を変えて“展示”してあります。
 ここからまた学習が始まります。



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