名人から学んだこと
(2001年11月2日,5日,7日)

 お忙しい中,わらぞうり作り名人の○○さんのおじいさんに学校に来ていただきました。そして,「わらの使い道」の一つとして,昔のはき物の作り方を教えてもらいました。
 全て初めての事ばかりでとても難しい作業でしたが,温かくて優しい名人のご指導で,みんなとても楽しく学習できました。

まず,しっかりわらをたたいておかなければなりません。 2本の縄を作ります。これがなかなかできません。
自分の体を編み機として上手に使っていきます。 見よう見真似でやっていきます。
子どもの時から毎晩毎晩作っておられたそうです。 初めてにしては,なかなか?!
きれいな赤白の緒ができます。 最後に芯の縄をぐーっと引っ張って,かかとがしまります。
約1週間で使えなくなったそうです。ということは,1年間で一人分が50足から60足も必要だということ。毎晩作らなければならなかったわけが分かりました。 これは子どもたちの作品。みんなで大笑いしながらのぞうり作りでした。

 名人から学べたのは,わらの利用法や,昔の人の知恵だけでなく,名人自身から伝わってくる人の温かさでした。

 (この後,子どもたちのお礼の手紙の紹介)



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