(2003年1月8日)
とうとう3学期が来てしまいました。 高学年を担当していると,いつもこの「3学期」には特別の思いがセットになってやってきます。 まず,6年生に対して,もうすぐ卒業だというのに,中学に送り出せるだけの力を十分保障できる取り組みができただろうかという反省です。 次に,これも毎年のことですが,こちらは毎日毎日の熱意で思い入れもたっぷりで,もうすぐ置いていかれる別れに万感の思いを胸に秘めているのに,卒業生たちは,いつもいつも中学への期待に胸をふくらませ,「早く行きたいなー。」なんてあっけらかんと明るく春を待ち望んでいるというすれ違いです。 自分を必要としなくなる人間を育てるという教師のジレンマに心を締め付けられる3学期が今年もやってきました。 |