観葉大根
(2003年2月18日)

観葉大根

 冬の学級園は草がボサボサと生えていて,淋しい風景になりがちです。それも,目立たない所にあれば,別にかまわないのですが,5,6年の学級園は,校舎から丸見えのすごく目立つ所にあるのです。
  
 そこで,冬の間も緑が見られるようにと,9月の運動会が終わった頃,大根を植えることにしました。これには,子どもたちが植物の成長を観察し,栽培活動を体験すると共に,冬の観葉植物として学校緑化のための目的も含まれています。

 そして,その目的を十分果たしてくれた大根を今度は味わってみることにしました。自分が種蒔きをして自分で育てた大根を一人1本ずつ抜いて持って帰りました。これは,いわゆる「サンプル」です。
「もし,家の人が食べられて,おいしいと言ってもらったら,また抜いて帰って下さい。」
と,子どもたちに伝えています。
 昨日,大根を持って帰って,さっそく食べてみてもらった人の話を聞くと,
「家のよりおいしいが,もっと持って帰って。」
「上の方がしみて,すかすかになっとるが。」
等々,反応も様々でした。

 学校緑化に,ぎりぎりまで貢献してくれた大根です。きっと,渋さも甘さも身につけているはずです。ぜひ一口味わっていただいて,子どもと大根談義に花を咲かせてもらえたらと願っています。 



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