
(その10)
| 新採の時に担任した子が中学生になって,夏休みに何回か私の実家に泊まりに来たことがあります。最初に勤めた学校は県の西の端にありました。次に転勤した学校は県の東の端にあり実家の近くでした。だからその子たちの家から私の実家までは200km以上離れています。男子数人が電車,新幹線を乗り継いでやってきました。私は地方都市の駅まで迎えに行き,そこから約1時間車で走って家に着くという長旅でした。 最初の年は映画を観たり,私の勤めている学校に連れて行って体育館で遊んだり,グランドでラジコンカーを走らせたり,プールに行って泳いだりしました。夜は遅くまでファミコンをしていました。 迎えに行った駅に着いたところから,家までの道中,家に着いてからのいろいろな場面を写真に撮り,後で一人ひとりにそれぞれの写真にコメントを付けたアルバムを送ったのを覚えています。 2年目は1年目に来た子が他の子を誘ってメンバーを替えてやってきました。女子も何人かで来る計画を立てたようですが,こちらは家の方がご心配をされて中止になったらしいと教えてくれました。 2年目は少しは手作りの遊びも必要だろうと,凧を作ってみんなで揚げたりということもしました。 その中の一人は高校生になっても何回かやって来ました。 夏は蛍を見に行き,冬はスキー場にスキーに行ったりしたことを今懐かしく思い出しています。 |