
(その12)
| (このページの更新日は2004年9月13日です。) 美術の先生の子が転校して何年も経ったある日,電話がかかってきました。 「私の作品の個展が開かれるので,大阪に見に来て下さい。」 とのことでした。やはり蛙の子は蛙。その子は美術の世界に進みました。 日記を見ると,丁度今から6年前の今日(1998年9月13日)「−−−○○さんから電話。大阪で個展を開いているとのこと。15日に見に行くことにする。喜んでくれる。」と書いています。9月15日がその当時はまだ「敬老の日」で休日だったのです。その日は夫婦で大阪で開かれる民間教育団体主催の環境教育シンポジウムに参加する予定をしていたので,タイミングも良くすぐ返事をすることができました。 15日の日記を見ると,「環境教育シンポジウムに行く。大阪で○○さんと会う。目があの当時の(つぶらな瞳の)まま。◇◇さんにも個展会場で会える。(やはり新採時に担任した同級生で,この子は日光にあまり当たってはいけない難しい病気で苦労していましたが,キラキラとした明るさと病気に負けない芯の強さを持っていました。)○○さんは個展会場までの道案内を一生懸命してくれる。(将来自分の息子が結婚したとして)いい嫁に出会えた幸せとはこういうものかなと思う。」なんて書いています。 美術の世界に進んだ子はその後も活動を続け,最近では今年の2月に半月ほど大阪の「ギルド・ギャラリー」で作品展を開いています。その案内をくれた葉書に書いてあった企画協力団体の紹介文には「○○の描く世界は自らの心象を映し出したものが多いという。だが,目のまえにある不思議な絵の奥にあるのは,誰しもが心の底にみかけた憧憬ではないだろうか。」とあります。 彼女はこの12月には岡山のアートガーデンというギャラリーで個展を開く予定です。 |