ある日
(2学期の終業式前日に出した通信です。)

    ある日の2組
                
―その1―

 朝,教室に入ると,大きな声で挨拶をしてくれたのは,○○君。彼のリーダー性のおかげで,彼の班はいつも行動が速く,まとまっている。その横で明るい笑い声が聞こえているのは,○○さん。「○○ちゃんおはよう!」と,前の日休んだ友達に声をかけている。これは額に飾ってとっておきたいくらい嬉しい光景だ。
 連絡帳を見ているうちに,読書タイムが始まる。もう1万ページ以上読んでいるのが○○さん。すごい読書量だ。文字を読んだだけ賢くなるもの。
 朝の会では,朝のスピーチで,今日も○○さんが楽しい話をしてみんなを笑わせてくれている。この明るさがクラスの元気の元になっている。クラスの元気と言えば,児童会会長にさっと立候補した○○君もクラスに元気を与えてくれた。いつもこの前向きな態度が光っている。選挙管理委員には○○さんが立候補してくれた。いつものようにてきぱきと仕事をしてくれるだろう。
 と,思っているうちにチャイムが鳴って,1時間目は国語。まず最初の5分で漢字テストをしよう。いつも一番に提出するのが○○君。速くて正確に漢字が書けることは,大きな自信になっているはずである。授業中,いつもしっかり見て,よく聞いているのが○○さん。静かさの中に芯のしっかりした強さを持っている。プリントを配っていると,○○さんが「1枚足りません。」と言ってくる。自分は後ろから3番目なのに,2枚しかないと分かると,それを後ろに渡して,自分が不足分を取りに来てくれていると分かる。まるで道徳の教材になりそうだ。国語の習字の時間に目立つのは○○さん。いつもすばらしい字を書き上げてくる。それが日記でも漢字練習やテストでも見られるのがすごい。字が人柄を表しているいい例である。
 今日の2時間目は道徳。最近はほとんど全員が発言できるようになってきた。○○君は何回も発言している。そう言えば,日記にも道徳大好きと書いていた。
 2時間目が終わって大休憩。休み中にいろんな話をしてくれるのが○○君だ。科学の本をいつも持ち歩いている科学少年で,その瞳のままに,きれいでまっすぐな心を持っていて,うらやましくなる。友達といつも楽しそうに過ごしているのは○○さん。その独特の温かさがこれからも数多くの友達を惹き付けるはずだ。楽しそうと言えば,○○さんの笑い声もよく聞こえてくる。誰にでも話しかけられる,高いコミュニケーション能力の持ち主である。いつも落ち着いたたくましさを感じるのが○○さん。頼り甲斐のある友人として,これからも周りから信頼されていくだろう。たくましさと言えば・・・(つづく)


(ここで,B4紙面の最後になったので終わりにし,次の号を明日出すことにしました。いつも手書きなので,文字数の調節や編集を後ですることができにくくなっています。)



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