がんばれ日本
       
         がんばれ日本

今,日本はかつて経験したことのない災害にみまわれ,多くの悲しみが生まれています。その中で,日本人の素晴らしさに関する話題が次々と紹介されています。月曜の朝,その話を一話ずつA4版の用紙にプリントした物を19枚教室に張り出しました。その話の一部とそれを読んでの5年1組の感想を紹介して,この学級記録の1年間の任を終えようと思います。いつも温かいご支援本当にありがとうございました。

避難所でおじいさんが「これからどうなるんだろう」と漏らした時,横に居た高校生ぐらいの男の子が「大丈夫,大人になったら僕らが絶対元に戻します」って背中さすって言ってたらしい。大丈夫,未来あるよ。

「暗すぎて今まで見たことないくらい星が綺麗だよ。仙台のみんな,上を向くんだ。」                     (現地での会話)

停電すると,それを直す人がいて,断水すると,それを直す人がいて,原発で事故が起きると,それを直しに行く人がいる。勝手に復旧してるわけじゃない。俺らが室内でマダカナーとか言っている間,寒い寒い中死ぬ気で頑張ってくれてる人がいる。

4時間の道のりを歩いて帰るときに,トイレのご利用どうぞ!と書いたスケッチブックを持って,自宅のお手洗いを開放していた女性がいた。日本って,やはり世界一温かい国だよね。あれみた時は感動して泣けてきた。

2歳の息子が独りでシューズを履いて外に出ようとしていた。「地震を逮捕しに行く!」とのこと。小さな体に宿る勇気と正義感に力をもらう。みなさん,気持ちを強く持って頑張りましょう。

終夜運転のメトロの駅員に,大変ですねって声かけたら,笑顔で,「こんな時ですから!」だって。捨てたもんじゃないね,感動した。

ホームで待ちくたびれていたら,ホームレスの人達が,寒いから敷けって段ボールをくれた。いつも私達は横目で流してるに。あたたかいです。

韓国人の友達からきたメール。「世界唯一の被爆国。大戦にも負けた。毎年台風がくる。地震だってくる。津波もくる・・・小さい島国だけど,それでも立ち上がってきたのが日本なんじゃないの。頑張れ超頑張れ。」

昨日の夜中,徒歩で帰宅する道すがら,とっくに閉店したパン屋のおばちゃんが無料でパン配給していた。こんな喧噪の中でも自分にできること見つけて実践している人に感動。心温まった。東京も捨てたもんじゃないな。

国連からのコメント
「日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ。今回は国連が全力で日本を援助する。」

物が散乱しているスーパーで,落ちているものを律儀に拾い,そして列に黙って並んでお金を払って買い物をする。運転再開した電車で混んでるのに妊婦に席を譲るお年寄り。この光景を見て外国人は絶句したようだ。本当だろう,この話。すごいよ日本。

ディズニーランドでは,ショップのお菓子なども配給された。ちょっと派手目な女子高生たちが必要以上にたくさんもらってて「何だ?」って一瞬思ったけど,その後その子たちが,避難所の子どもたちにお菓子を配っていたところ見て感動。子ども連れは動けない状況だったから,本当にありがたい心配りだった。

NHKの男性アナウンサーが被災状況や現況を淡々と読み上げる中,「ストレスで母乳が出なくなった母親が夜通しスーパーの開店待ちの列に並んでミルクが手に入った」と紹介後,絶句。沈黙が流れ,放送事故のようになった。すぐに立ち直ったけど泣いているのが分かった。目頭が熱くなった。

”Operation Tomodachi”
                     (米軍による救援活動作戦名)

【5年1組の感想】
・日本に生まれてよかった。自分も何かしてあげたいと思った。
・日本は思っていた以上に温かい国なんだなって思いました。
・日本の人はすごくやさしくて協力し合っていてすごくいいと思う。
・外国の人が今度は自分たちが助けると書いてあるのがすごい。
・どんなことがあっても自分だけでなく,人のことまで考えられているのですごいと思った。
・日本には心が温かい人がたくさんいると思った。
・こんな大災害の時でもやさしさをわすれない所がやっぱり日本人はすごいと思った。
・ぼくは,どんなことがあっても人と人は助け合っていけると思いました。
・大きい地しんなのに,日本の人があわてずに助け合うのに感動したし,日本は救助大国みたいで,救助をたくさんやっているから,外国の方が来てくれたのにも感動した。
・ぼくは日本がいい国だなと思った。いろいろな人もつかれたりしているのに,人を助けてあげるとはすごいことだと思った。
・韓国の人からのメールの内容で,こんなにいい人たちと付き合っているからとても日本はいい国だと思った。
・ぼくは,津波や地しんなどという大変な時も冷静にみんなで助け合えるというみんなの思いやりがすごいと思いました。
・M9.0の地しんの後には津波が来て,そして次に来るのは優しさと悲しみのどちらかなんだ。ぼくにもやれる事はないだろうか,人の命を守れないだろうか。
・こんな大地しんが来て,自分たちが大変なのに,まわりのために動ける日本はすごい国だと思う。私は日本人でよかった。それに2歳の子が地しんをたいほしに行くって,どんだけカッコイイ2歳児だよ!!
・まわりに気配りをしているのもすごくいいことだけど,それに気付いてあげられる人もすごいと思います。



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