8月9日(木)曇り

 AM8起床。10・00に中学校に家族で出かける。在学当時の校舎は跡形もなく、今はしゃれた鉄筋の円形校舎。人数も3分の1程度で各学年も1クラス。

 職員室をのぞくとK校長がいたので、声をかける。私が中学生の時、K校長は新任教師。苦学して教師になったということで、理科の時間は毎回予習ノートを手に、丁寧な文字で黒板ににびっしり書き込んだ。それをノートに書き写すのが大変だった。その後、順調に教師生活を続け、何年前に母校の校長として赴任してきた。あれから30年が過ぎたとは思えないほど、若々しい。


 体育館に案内してくれて、一緒に剣道の稽古を見る。先生の息子さんも部員なのだ。団体戦に出場できる5人の最小限の部員しかいないのに、去年も県代表で全国大会出場。今年も県大会優勝、東北大会で準優勝、しかも、女子個人(一人しか部員がいない)は東北大会優勝と、「やまびこ打線」にも負けない活躍ぶり。
剣道部

 ちょうど役場の広報担当・Kさんが取材に来ていたので挨拶。ネット上では知っているが会うのは初めて。一通り、稽古を見て帰ろうとすると、玄関までK校長が見送ってくれる。
「いやぁ、あいにく職員室にジュースが置いてなくてね。子供さんが飲むのがなくて悪いねぇ」と子供の顔を見ながら言う。こちらが勝手に学校見学に来たのに、家族にまで気をつかってくれるK校長。優しい人だ。

 AM11。大間病院。下の子供が風邪気味なのだ。気温差が東京と10℃以上あるのだから、体調を壊しても不思議ではない。
 幸い熱はないので、薬をもらって帰る。伯母夫婦がいたので、帰り、クルマで送ってあげる。

 午後は、親戚の家を訪問。1時間ほどおしゃべり。夕方、娘と奇岩景勝の地「願掛け岩」へドライブ。佐井村在住の友人宅に立ち寄るも不在。高校生の娘さんが応対してくれる。たしか父親と同じ高校に行ってるはず。ウーム、オレたちも、思えばずいぶん遠くに来てしまったものだ、などと中原中也的感慨にひたる。夜、従姉の息子Hくんが遊びに来る。

8月10日へ