Copris Club Nostalgic Car Selection |
'63 Chevrolet Corvette Sting ray C2 |
C1 |
C2 |
C3 |
スティングレイC2は1963年に2代目として登場しました。先代はコンバーチブルボディーのみのリリースだったのですがC2においてはクーペモデルが主流となったのですね。1967年まで製造されたのですが、1963年1年間のみに分割式のリアウインドウが採用されました。通称スプリットウインドウと呼ばれ、非常に希少性の高い一台です。当然ながらC2ファンのみならずすべてのコルベットファンにとって憧れの名車なのです。 現車に関しての詳細は下段をご確認いただけたらと思いますが、まさに珠玉の一台です。 アメ車エンスーの皆様 必見です。 |
EXTERIOR 1 |
ボディは初代C1からの完全な新設計で、堅牢なラダーフレーム構造を採っていました。車高は低くなり、重心も下がっています。 初代と比べて外見は大きく変貌しダイナミックだった先代のボディーシェルからアメリカ車としてこれまでにない 先鋭的でエッジの立った姿となったのです。 C2型コルベットは、フロントエンジン車でありながらリアヘビーという、かなりユニークな前後重量配分を有していました。 これは燃料タンクが最も後ろに配置されていたためで、通説では前後47:53の重量配分といわれています。 ボディーの素材はFRPです。それゆえにそのグラマラスで美しいボディーシェルが表現できたのでしょうね。 御覧ください!スプリットウインドウの粋なこと。 残念ながら、たった1年だけの生産で翌年から後方視界の安全性の問題もあり変更されたようです。 |
横の姿はウルトラ警備隊のポインターに似ているような気もします。 |
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結構この角度好きです。 |
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たまりませんね。当時のスーパーカーと共通の雰囲気です。 |
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EXTERIOR 2 |
逆回転でくるりと回るリトラクタブルヘッドライト。カッコいい!!当時の若者のあこがれだったのがよくわかります。 それにしても現車は美しいボディーです。FRPボディー特有の塗装面のクラックなどもありません (2か所ほど小指の先ぐらいの塗装の浮きはありましたが) 当然ながら過去において総剥離の上全塗装されていますからね、美しいわけです。 メッキパーツもほぼ新品に置き換わっています。 |
美しい造形です。 |
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細マッチョとでもいうのでしょうか。無駄な筋肉などない感じです。 |
バンパー含めメッキの質感は最高です。新品に置きかえすみですからね。 |
ウインド周りのゴム類なども状態はいいですね。 |
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ピカピカ |
特徴的なルーバー。カッコいい。 |
スティングレイとはご存じのとおりアカエイのことですが、 C2から明名されました。 |
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サイドだしマフラー。いいエキゾーストサウンドです。 |
ノブのメッキも秀逸です。 |
INTERIOR |
内装は御覧のとおりフルレストア済です。大変美しい。 ダッシュボード上のカーステレオのパッケージはワンオフで製作され違和感なく収まっていますね。 カーペットもすべて刷新されています。特徴的なシートのカラーはワンオフで張り替えの上ペイント済です。 もともと内装屋さんのデモカーとして仕上げられたインテリアだったようですね。 ステアリングとメーターのコントラストが実にアメ車でしょ。ご希望により紺1色に変更も可能なようです。 60年代の欧州製のスポーツカーとはまた違った味がありますね。 |
美しい。 |
荷室は思いのほか広いのですよ。 |
メーター読みで160マイルフルスケールのスピードメーターです。 尚、メーター類に不具合は確認されませんでした。 |
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ETC付ですね。長距離移動にはありがたいです。 |
この個体は御覧のとおり4速MTです。 基本的にノーマルは3速MTか3速ATですのでクロスレシオ4速MTは それはそれ珍しいのですよ。 |
MECHANISM |
足回りはフロントがダブルウイッシュボーン式、リアがトレーリングアーム式で、後輪にリジッドアクスルを採用していた先代と比較すると、前後輪とも独立懸架によって支持されるという進化を遂げました。フロントはコイルスプリングですが、後輪には本来縦に置くはずのリーフスプリングを横置きにしていました。これは後々のコルベットにも受け継がれることとなるのですが、実はこのスプリングには設計の妙が込められており、バネ下重量を理論上ゼロに抑えることができる利点があったようです。ブレーキは当初は前後輪ともドラムブレーキだったものが、1965年からは前後輪ともディスクブレーキに改められています。現車は63年式ですがディスクブレーキに差し替え済です。 安心安心。 さてエンジンのお話しです。基本的には先代に採用されていたものが継承されたのですが、それにさらにチューニングが施されています。 排気量は5358ccのV8OHVエンジンで、キャブレターの違いで300ps、340psインジェクション仕様で360psが用意されていました。 ミッションは標準装備がが3速MT、オプションで3速AT、そしてギアレシオをクロスさせた4速MTが用意されました。 嬉しいことに現車はオプションの4速クロスMTが奢られています。またエンジンは当時のチューニングスペックにのっとり350ps5700ccに置き換わっています。 エンジンはV8ゆえの少し長めのクランキングののち、野太い爆音を奏でて目覚めました。アイドリングはほぼ500回転で安定したことも付け加えますね。 実はオーナー様は高トルクのV8エンジンゆえに普段使いの際にはほぼ2速発進で直に4速シフトアップで事足りておられるそうですが、実際にクロスレシオを駆使して4速フルに使用した際にはどんな化け物に変身するか楽しみですね。 またパワステ、アメリカンホイールも奢られています。 |
オルタもラジエターも刷新されています。 すでに50年以上の車ですから現代の交通事情を 考えると当然ではあります。 |
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点火系もモディファイ済です。 エアクリーナーも今回出品に当たり新品に交換していただきました。 |
渋滞でもオーバーヒートの経験は皆無だそうですが、エアコンはありませんので 夏場のドライブは辛いかもしれませんね。 |
63年式は本来4輪ドラムだったのですが、あまりにもプアーです。 この個体は後年式の4輪ディスクに改めておられますので安心ですね。 パワーありますからきっちり止まらないとね。 |
マフラーは御覧のとおりサイドだしにモディファイです。 タイヤはアメ車らしくグッドリッチ サイズは215/65/15 基本的にそのシルエットはハイチューン仕様であるZ06仕様に置き換わっています。 |
SPECIFICATION |
全長×全幅×全高 | 447×178×126cm | 車両重量 | 1320kg | タイヤサイズ | 215/65/15 |
エンジン | V8OHV | 排 気 量 | 5700cc/350ps | 変 速 機 | クロス4速MT |
ブレーキ | 4輪ディスク | 走行 距離 | 不明 | 車検有効期間 | H29/3 |
◆ コプリスクラブ取材記 ◆ いいですね。C2 今回初めてC2の63年モデルを生で拝見いたしました。 素晴らしい個体です。当たり前ですが63年式のC2であれば国内に存在する個体はおそらく歴代のオーナーの手によりミント状態で大事にされているかと思いますが、現車もそんな一台です。 はてさて国内には63年式スプリットウインドウのC2は何台ほど現存するのですかね。 63年モデルは、C2を語るときその希少性から特別な存在としてマニアから評価されているのはご存知かと思います。 このクラスになりますと、もちろん個人の所有物ではあるのですが、次のオーナー様も含め社会全体で大事に管理して次の時代につなげていけたらといつも思います。 また正直なかなか国内で流通されない個体ですので今回タイミングが合えばぜひお手元にとも思います。 一度ご覧いただければそのボディーシェル、アメ車らしいインテリア、エンジンが奏でるそのノートとエキゾーストノート。一発でとりこです。まさに男の乗り物ですね。 間違いなくコレクターズアイテムであると同時に、車の価値としてもこれから先下がる車種ではありません。 くどいようですがいい機会だと思いますがいかがでしょうか。 ps:1点だけ補足です。現車はディスクブレーキに交換のさいハブからすべて交換だったためサイドブレーキが現在セットされていないとのことですが若干の加工で追加は可能だと思います。 現車は愛知県にございます。 見学の際は私も同席いたしますのでご安心ください。 ご連絡お待ちいたします。 ちなみに左の画像はさる12/11にオーナー様が参加された高雄サンデーミーティングで優勝された際の画像です。個体の優秀さが証明された証ですね。 |
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