新川千本桜植栽事業委員会の提言
新川千本桜植栽事業委員会の事業報告書(平成16年5月21日)に、市に対する「提言」として書いてあります。
いいことが書いてありますので、これをもとに、昨年の市議会における土木部長発言である「ボランティアとの役割分担の明確化や意識の向上を図る」、「桜の現状を里親の方々にお知らせする」など、「予算化を含めまして検討してまいります」ということについて、明確にしていただきましょう!
新川千本桜植栽事業委員会事業報告書(平成16年5月21日)から抜粋
11 今後への提言

新川の両岸に桜を植栽し県内有数の桜並木を創出しようという「新川千本桜植栽事業」が完了し、とりあえず桜の苗木が大和田排水機場から阿宗橋までの間で植栽されました。委員会はこれで解散となりますが、事業の成否は今後の桜の育成状況いかんに係っているといっても過言ではありません。今後、里親の皆さんや「新川千本桜の会」のボランティアの皆さんのご協力を頂きながら、まだ小さな桜が立派な桜となるよう管理育生されることを切望し、委員会より以下の4点について提言いたします。

生育環境の改善
 生育状況のところでも触れましたように、一部の桜は生育環境が非常に厳しい場所に植栽されており、場合によっては枯損したり、極めて生長が遅くなるような状況が予測されますので、その生育を見守り、枯損等した場合には植え替え著しく生育が悪いような場合には生育環境の改善を図るよう提言いたします。
 また、管理育生上重要なことは風への対処で、適正な支柱を設置し桜が風で折れたり、樹形が歪んだりしないよう適正な管理育生をされるよう提言いたします。
 また、現在は樹高も低く、ボランティアの殺虫剤の散布や枝の剪定等が可能な状況ですが、木が生長するにともない素人での対処は困難なため、病害虫の防除、高所剪定等を専門家に委託し、適正に対処されるよう提言いたします。
財源確保
 美しい桜並木が創出できるよう適正な管理育生を行なうためには、財源の確保が重要です。市の財政状況が厳しい場合には、選択肢の一つとして新川千本桜の目的を再度広く市民に啓蒙し、募金活動を行なう方法により財源確保に努めるよう強く提言いたします。
環境整備

 数年後には市民を中心とする多くの人々が花見を楽しむことが出来ることは確実で、駐車場、トイレ等の完備が緊急に必要となります。河川管理者等関係機関と調整を図りながら整備するよう提言いたします。

啓蒙普及
 桜の生長に伴い、市民の桜への関心が高まり、市外から問い合わせが増幅することが予想されるため、桜の品種や栽培・管理方法等についての情報収集・整理、開花予想や見頃の案内広報、駐車場等の施設の周知徹底についての検討、準備が不可欠であることを提言いたします。
 最後に、桜の管理育生のボランティア団体「新川千本桜の会」の充実とハード・ソフト両面での市民・行政の緊密な連携を推進し、美しい桜並木の完成を果たすと共に、里親の皆さんがプレートに記載した誕生、入学記念、八千代市の発展や平和等の願いの実現に向け力を尽くすよう強く希望いたします。