若女将おすすめ散歩コースの第２弾は、「氷見の商店街でお土産を買おう！コース」です。
ホテル信貴館は、全長約1.5キロほどの商店街の中にあります。毎年、7月13、14日に催される
氷見祇園祭には、周辺各町内から引き出された勇壮な太鼓台や曳山（提灯山）が、この商店街を
練り歩きます。14日の夜には、各町内の若衆が、イヤサー、イヤサーと威勢のいい掛け声とともに、
太鼓台を激しくぶつけ合って“けんか”が始まり祭りもクライマックス。私の主人も、毎年必ず参加
して、唇を切ったり、アザを作ってきたりしますが、それが男の勲章というものなのかも知れません。
さて、そんな商店街を端から端まで見て歩くとなると、かなりの時間を要します。そこで効率よく見所
を回って、その上氷見らしいお土産を調達できる手ごろなお散歩コースのご提案です。
まず信貴館を出て左へ進み始めてすぐに、通りを挟んだ斜め向かいにあるのがウエノカメラさん。
ここのご主人のHPは、氷見各所の美しい風景写真にあふれています。さすがカメラ屋さん！氷見に嫁
いで８年目の私は、まだまだ氷見の全貌を知っているわけではありませんが、こちらのHPの素晴らし
い写真の数々を見ていると、「あぁ、氷見ってこんなにも美しい素敵な町なんだ」と再認識できます。
信貴館にリンクしていますので、皆さんも氷見の風景をお楽しみ下さい。
その先の市民会館前の信号を右に折れると、氷見市立博物館に到着。ここには、太古の昔から現在
につながる氷見の歴史と文化の遺産が、数多く展示されていますので、きっとあなたの知的好奇心を
くすぐることでしょう。
博物館をあとにして、すぐそばの湊川沿いをぶらぶら行くと、本川藤由商店があります。ここは氷見
の老舗のお醤油屋さん。ここで、まず若女将おすすめお土産その１をご紹介します。その名も「ブリンス
しょうゆ」氷見ブランドとして全国的に有名な回遊魚“ぶり”にちなんだ商品名なのですが、まさしく
お魚料理を食べるためのお醤油です。卓上用ボトルになっているので、ご自宅の食卓に置いて、毎日氷見
を思い出して下さい。
続いてその並びの三権商店さんでは、おすすめお土産その２として「渦巻きかまぼこ」をどうぞ。氷見
のかまぼこは、よくある板かまではなく渦を巻いているのが特徴です。どこを切っても渦巻きなのが実に
ユニーク。中でも昆布巻きかまぼこは、ビールのおつまみにも、お子様のおやつにも持って来い！なにしろ、
氷見の新鮮で美味しいお魚を原料にしたかまぼこですから、その美味しさは保証します。
この三権商店さんのすぐ横を流れる湊川にかかる中の橋。この橋に佇んで山側を見れば、氷見出身の漫画家
藤子不二雄A氏にちなんで、忍者ハットリ君ら７体のキャラクターが、午前９時〜午後７時の毎正時に４分間
の楽しいファンタジックショーを繰り広げてくれます。橋を挟んで海側には、オブジェ風の噴水が涼しげに
噴出して、夏の暑さも和らぐ風情です。
藤子不二雄A氏といえば、この中の橋を渡って商店街をさらに行く両側に氷見サカナ紳士録モニュメント
と題し、氏考案のユニークなキャラクターが並んでいます。タコ八、イカゾウ、カニ丸という愉快なネーミ
ングに加えて、人感センサー内蔵なので、近づくと各キャラクターが話しかけてくるので大人気です。
中の橋から５分あまり歩いた所にある七尾商店さん。こちらの「かますの一夜干し」が、おすすめお土産
その３です。この干物は本当においしくて、信貴館の朝食には定番の一品になっています。
そして同じ通りの並びにある堀与商店さんにも、ぜひぜひお立ち寄り下さい。私は、ここのおかみさん
の常に前向きな生き方を尊敬しているんですが、そのおかみさんの人柄の良さは店内のあちこちに表れて
います。このお店の商品も美味しいものばかりですが、私のイチオシは氷見産ハタハタの一夜干し、これが
若女将のおすすめお土産その４です。
さぁ、そろそろ歩きつかれたことでしょう。ここで折り返して、信貴館へ戻るといたしましょう。帰り道
にあるLaぶりー茶屋（町づくりセンター）に寄って、コーヒーやアイスで一服するのもいいですね。手作り
の木の椅子から伝わる温もりが、きっと皆様の心と体を癒してくれることでしょう。
「氷見の商店街でお土産を買おう！コース」はいかがでしたか？皆様の心に氷見の思い出がひとつでも多く
残ることを願っています。
若女将 ：柿谷あゆみ
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