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桑ノ木沢

くわのきさわ
登山日 2011年 1月15日 パーティ 2人(H氏) 参考書籍 東京起点沢登ルート120
工程 出合[9:00]〜桑ノ木沢〜奥二俣[10:30]〜車道[11:10]〜三石寺参拝後徒歩で上総亀山駅
今まで房総で沢登りという発想はなかったが、[東京起点沢登ルート120]に房総の沢が記載されており ナメ床が綺麗ということなので行ってみることになった。
行きは時間短縮の為、上総亀山駅からタクシーで出合近くの猪みね橋手前ぐらいまで移動し、そこから猪みね橋を渡り出合まで歩く。
出合から少しの間河原のような場所を進むのだが、崖から湧き水が凍っている。
房総とはいえやはり1月という景色だ。
出合から10分位歩くと、幅広の綺麗なナメ滝が現れる。
雨が少なかったのか水量が少なく、またステップがあるので登りやすい。
桑ノ木沢の出合を対岸から望む 幅広ナメ滝
幅広ナメ滝の上は、ナメ床が続く。
ここのナメ床は、柔らかい岩質で歩いていると弾力があるような感じだ。
20分ぐらいナメ床を歩くと、土砂崩れがあったような箇所があり、倒木を利用して越えていく。
それにしても、岩がスパッと割れているのは特徴的だ。
幅広ナメ滝上部 綺麗なナメ床が続く
岩がスパッと割れている
土砂崩れ地帯を越えると、20mぐらいのナメ滝が現れる。
手前の釜は少し深く浸かりたくないので、倒木をうまく利用し越えていく。
滝の上部は、凍っておりとてもじゃないが登れないので、滝の真横を木々に掴まり何とか登った。
20mぐらいのナメ滝
滝の上部は、先ほどのようにナメ床が延々と続き綺麗だ。
途中左岸に人工穴の様な洞穴があった。
中の地面はぐちゃぐちゃだが奥のほうに人工的に岩を割ったような箇所がある。
誰か住んでいたのだろうか…
さらに進むと綺麗なゴルジェが現れた。
形がいいなと思いながら進むと少し深い釜が行く手をふさいだ。
深いといっても暖かい時期の沢なら問題ないが、この時期に突き進みたくない。
一か八かのジャンプで辛うじて越すことができた。
もう少し水量があったら、間違いなく届かなかっただろう…
釜を越えると、奥二俣となる。
右俣が本流だが、東大演習林内の為左俣を進むことにした。
左俣は、倒木が多く、最後は車道に突き上げるため、ゴミが多い。
つくづくゴミはポイ捨てせずに持ち帰れと言いたくなる。
車道への最後のツメは、急なところがあるが、木の幹や根をつかみ登っていく。
上がっていく車道の部分は、三石寺の駐車場から本堂への道で参拝客が多く歩いていた。
こちらに気づいた人はなぜここを登ってくるのか疑問そうな感じだった。
車道に出てから、三石山山頂まで行ったあと、三石寺を参拝し上総亀山駅まで歩いた。
ナメ床 綺麗なゴルジェ
奥二俣 最後のツメ 上部の白いのは車道のガードレール