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仙丈ヶ岳せんじょうがたけ3032.7m |
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登山日 | 7月 2日〜 3日 | パーティ | 2人 (Y氏) | 参考書籍 | 山と高原地図 |
工程 | 7月2日 芦安第3駐車場[6:50]〜広河原[8:20]〜北沢峠[9:25]〜薮沢雪渓[10:40]〜馬の背ヒュッテ[11:55]〜仙丈小屋[13:15] 7月3日 仙丈小屋[4:05]〜山頂[4:35]〜仙丈小屋[5:02〜6:12]〜小仙丈ヶ岳[7:10]〜大滝頭[7:55]〜北沢峠[9:02〜45]〜芦安第3駐車場[10:50] |
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今回は、Y氏に誘われて初めてのアルプスです。 梅雨中の為、芦安駐車場で天候不良なら中止という判断するという条件付きの計画ですが… 出発の朝が早いため、Y氏の自宅に泊まらせて頂いた。 4時30分に出発したのが、曇り空で少し雨が降っているような感じだ。 首都高から中央道に入り八王子を通過した辺りから雨足が強くなっていく… これは中止だなと思いつつ小仏トンネルを抜けると晴れ間が広がっていた。 芦安駐車場についた段階でも青空が見えているので、登山開始は決定だ。 ここから当初バスを予定していたが、乗り合いタクシーを利用して広河原へ向かう。(値段は同じだった) タクシーが、途中観音経渓谷展望台に止まってくれたおかげで北岳の姿を写真におさめることができた。 北岳にもいつか登ってみたいものだ。 |
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観音経渓谷展望台から北岳 | |||||
広河原から登山口にあたる北沢峠へはバスに乗り換える。 一気に行って欲しいが決まり事だから仕方がない。 バスの途中に仙丈ヶ岳の姿を見ることができたが、頂上付近は雲に覆われているようだ。 今回は、北沢峠から薮沢を上がるコースを進む。 樹林帯の急登を登っていくと、青空が消え曇り空になり徐々に霧が発生してきた。 途中の薮沢大滝が見たかったのだが、展望台への道が崩落してしまっているようで近くから見ることができなかったのは残念だ。 樹林帯を越え薮沢に着いた頃には、頭上は曇り空。というより霧が濃くなっている。 また薮沢は雪渓となっていた。 自分は雪渓を登ったことがないので、いい経験になるので正直嬉しい。 ただ事前情報だと雪渓はないということだったので、アイゼンを持ってきていないので、慎重に登っていく。 |
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薮沢の雪渓 | 薮沢に流れこむ滝 | ||||
雪渓を1時間弱歩いた後、沢を離れ登っていく。 足元にはコイワカガミが咲き誇っており、【イワ】シリーズの花々が好きな自分には嬉しい。 他にもキバナノコマノツメやシナノキンバイが咲いていた。 馬の背ヒュッテから少し登り尾根道を進んでいく。 途中霧が少し晴れ仙丈ヶ岳の姿を見ることができたのは嬉しい。 花の写真を撮りながら仙丈小屋に到着。 これで1日目は終了なのだが、富士登山の時に襲われた高山病の症状が出始めてしまった… 頭痛と吐き気が襲ってくるが、アルプスの天然水(水場)で水を多く飲むことにより症状を抑えることができた。 |
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コイワカガミ | キバナノコマノツメ | ||||
シナノキンバイ | ウラジロナナカマド | ||||
仙丈ヶ岳 | キバナシャクナゲ | ||||
イワウメ | |||||
2日目 ご来光を見るために、4時前に起床した。 天候の回復を期待していたが、仙丈小屋付近は深い霧に覆われていた。 それでも淡い期待を胸に山頂へ向かう。 起きてから水をあまり飲まずに登ったため、昨日以上の強い高山病の症状に襲われてしまった… 頭痛と吐き気が襲ってくる中、何とか山頂に到着したものの、天候は変わらず山頂は深い霧でどこから太陽が出るのかさえわからない状況だった。 仙丈小屋まで下山後、水とお茶をがぶ飲みして高山病の症状を落ち着かせた。 |
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山頂への道にも雪渓があった | |||||
朝食後、小仙丈ヶ岳を越えていくコースで下山開始だ。 幸い高山病の症状はそこまできつくない。 しばらく歩いていると前を歩いていたY氏が止まっていた。 少し遅れている自分を待っていてくれたのかと思ったが、どうも違うようだ。 前に目をやるとライチョウの姿を確認した。 写真を撮ろうとカメラを出していると、Y氏はライチョウの方に進んでいく。 逃げられると思い「待って」と声をかけたが聞こえていないようだ。 鳥は追ったら当然逃げられるが、このライチョウはあまり人を警戒していないようで幸いにも逃げられずじっくり見ることができた。 1羽目をみた後、今度は2羽現れた。 今度もあまり警戒していないようで、じっくりその姿を見ることができた。 |
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ライチョウ | ライチョウ | ||||
小仙丈ヶ岳に着いた頃には、完全に高山病の症状はおさまり体調&体力も復活した。 小仙丈ヶ岳から下山している途中に甲斐駒ケ岳方面の雲が晴れてきて徐々にその姿を現し始めた。 残念ながら、山頂付近に雲がかかっておりその姿を全てみることができなかったが、景色を楽しめたのは良かった。 またこの辺りはコイワカガミが咲いており景色と合わせてとても嬉しい。 この後、樹林帯に入り、五合目→四合目とどんどん進み、予定より早く北沢峠に到着して帰路についた。 この旅で色々な経験をすることができたので、秋口になったら鳳凰三山などに行ってみようと思う。 |
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徐々に雲が晴れていく | 甲斐駒ケ岳方面 | ||||
下山途中に咲いていたマイズルソウ |