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袈裟丸山(後袈裟丸山・前袈裟丸山)

けさまるやま
1908m ・ 1878.2m
登山日 2012年6月7日 パーティ 2人 (Yuさん) 参考書籍 山と高原地図
工程 郡界尾根登山口[7:10]〜つつじ岩[8:30]〜後袈裟丸山[11:30]〜前袈裟丸山[12:45〜13:50]〜避難小屋[14:47]〜小丸山[15:07]〜賽ノ河原[16:00]〜折場登山口[16:52]
※のんびりお花の写真を撮りながら歩いています
今回はYuさんと袈裟丸山登山に行ってきました。
初めての試みとして、前夜に家を出発して、登山口の駐車場で寝ることにしました。(自分のみ)
伊勢崎ICで降り、袈裟丸山方面へ。
道の駅『くろほねやまびこ』を過ぎ、小中交差点から、大滝方面に向かいます。
滝に続く道は、途中からキツいヘアピンカーブ連続&落石が多く、さらに大滝先から折場登山口までは、漆黒の林道の中を落石を避けつつキツいへアピンカーブを車のライトと月明かりを頼りに進む感じとなります。
途中、タヌキやシカのお出迎えや横断が計7回あり、改めて夜の山を感じました。
折場登山口には、0時前に到着しましたが、誰もいません。
駐車場は、月明かりのおかげで、思ったよりも明るい。
夜景と星空を楽しんだ後、眠りにつきました(-.-)
真夜中の折場登山口 星降る夜
翌朝はシカの声で起床。
身支度を整えて、Yuさんと合流後、本日出発点の郡界尾根登山口へ。
入口から登り始めるとすぐにヤマツツジがお出迎え。
新緑の中に鮮やかに咲いておりとても綺麗です。
足元に目をやると落ち葉の合間にギンリョウソウの姿が。
いつみても不思議な花です。
入口から続いていた階段が終わると荒船山の艫岩から経塚山への道のような感じとなります。
樹林を抜けると前袈裟丸山方面の景色が開けます。
早朝は晴天でしたが、雲と濃霧が広がってきたようです。
尾根沿いの道を進むとシロヤシオの登場です。
最初は数は多くなかったですが、ツツジ岩近くになると満開のシロヤシオやミツバツツジが多く、花々のトンネルのようになっている箇所もありました。
ヤマツツジが彩る登山道 ヤマツツジ
ギンリョウソウ シロヤシオ
ミツバツツジのトンネル 満開のシロヤシオ
綺麗な花々を楽しみながら尾根道を進みます。
途中、一面背丈の高い笹に覆われた箇所があり、若干迷いやすいので注意が必要でした。
笹道を抜けると今度はシャクナゲの登場です。
最初の方は咲き終わりのようでしたが、登っていくと濃い色の蕾や花が綺麗に咲いていました。
さらに尾根道を進むとミツバオウレンとヒガラが出迎えてくれました。
ミツバオウレンは綺麗に咲いていますし、ヒガラは見やすい位置に居続けてくれました。
ここから少し進むと後袈裟丸山の山頂です。
ここで昼休憩にしようとも考えましたが、八反張からの登り返しがあるため、前袈裟丸山まで行くことにしました。
まずは八反張まで下っていきます。
途中、霧が群馬側から前袈裟丸山を越え、栃木側に流れていく様子が見え幻想的でした。
栃木側は、霧が濃く滞留しているようです。
八反張にはハタザオやユキワリソウが咲いていました。特にユキワリソウは斜面にたくさん咲いておりとても綺麗でした。
八反張は最初の登り部分のみ少し崩落していますが、特に支障はありません。
前袈裟丸山までは、多くのシャクナゲが咲いていました。
晴れていたら素晴らしい景色が見られるみたいですが、霧と雲に覆われており、残念ながら見えませんでした。
様々なお花や鳥たちが出迎えてくれているのに、贅沢を言ってはいけませんね。
シャクナゲを見ながら尾根道を歩くと前袈裟丸山に到着です。
山頂でのんびりお昼タイムです。
霧の中開花のときを待つ 開花の時[シャクナゲ]
霧に濡れて ミツバオウレン
ミツバオウレン ミツバオウレン
霧の前袈裟丸山 ハタザオ
ユキワリソウ 岩場の斜面に咲き誇る
前袈裟丸山からの下りは、これじゃ袈裟丸山ではなく笹丸山だよと話すぐらい笹に覆われた道を下っていきます。
霧が山を包んでいく景色やシロヤシオの蕾〜咲き始めの様子を見ながら下っていきます。
ダケカンバと笹の林を進むと避難小屋に到着。
避難小屋は変わった形をしていますが、中は快適そうです。
避難小屋からダケカンバの林を抜け、登っていくと小丸山に到着。
ここからの道は満開のミツバツツジとシロヤシオがたくさん咲いており、新緑も合わさって色の競演を楽しみながら歩いていくと、岩が積まれた賽ノ河原に到着。
賽ノ河原を過ぎても、満開のミツバツツジとシロヤシオは続き、さらにヤマツツジが加わり色彩がとても綺麗です。
つつじ平を越えて少し下ると西の展望が開け、朝登ってきた郡界尾根や周りの山々を望むことができ、谷の合間に連瀑の滝を見ることができました。
再度ヤマツツジが咲く樹林を下ると折場登山口に到着です。
下山後は、郡界尾根登山口に停めた車まで戻り帰路につきました。
今回の登山は、様々な種類の花々と出会えた楽しい山登りでした。
コヨウラクツツジ 庚申山方面
シロヤシオのトンネル 色の競演
弓の手コース 満開のヤマツツジ