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鳳凰山(薬師岳・観音岳・地蔵岳)

ほうおうざん(やくしだけ・かんのんだけ・じぞうだけ)
2780m・2840m・2764m
登山日 2012年
9月21日・22日
パーティ 単独 参考書籍 山と高原地図
工程 1日目:夜叉神峠登山口[7:47]〜夜叉神峠[8:45〜9:00]〜苺平[12:00]〜南御室小屋[12:30〜50]〜薬師岳小屋[14:10]〜薬師岳
2日目:薬師岳小屋〜薬師岳[6:15]〜観音岳[7:00〜25]〜地蔵岳[8:40〜9:15]〜白鳳峠[11:15]〜広河原[13:00]
今回は昨年企画倒れに終わった鳳凰山です。
天気予報は、直前に予報が変わり午前中に雨が降る予報…
午後に止むと信じて、自宅を出発!
境川PA手前で湿度の上昇を感じたので、PAで雨の準備。
予感は的中し、すぐに雨が降り出した…
予定通り甲府昭和で降り、夜叉人峠登山口を目指します。
アルプスが近づくにつれ雨は本降りに(>_<)
夜叉人峠登山口に駐車し、身支度を整えて出発!
しばらくは樹林帯が続くので、雨をある程度防いでくれる事は計算通りです。
この雨も夜叉神峠に到着した頃にはやみ、雲の切れ間から白根三山の一部を見ることができました。
途中霧に覆われた場所もありましたが、雨が降ることもなく南御室小屋に到着。
水場で水を補給したり、軽く食事をしたりしながら休憩したら出発です。
薄霧の登山道を歩いていると、日が射し込み始めました!
霧に差す光は幻想的です。
霧に射す光 ガマの岩
南御室小屋から1時間程度歩くと森林限界となり、周りが開けました。
でも真っ白(T_T)
ここからは白砂と花崗岩が続くので、青空の中を歩きたかったので残念です。
それでも雲がとれ、青空が見えたり、周りの山々が見られる時もありました。
白砂と岩場を越え少し下ると薬師岳小屋に到着。
荷物を置いたら、薬師岳山頂や周辺の散策タイムです。
残念ながら夕焼けは見ることができませんでしたが、夕暮れ後に外に出てみると北岳方面を見ることができました。
月も見ることができましたが、次々に雲が湧いてくるので、少したつとまた雲に覆われ何も見えなくなりました。
白砂と岩尾根 雲の切れ間から町並みが
日没後
翌朝、日の出前に起床し、薬師岳山頂へ。
相変わらず雲が多く、日の出は見ることができませんでした。
朝食を食べたら、観音岳を目指します。
観音岳に続く尾根道を歩いていると雲の切れ間から日の光が差し込みました。
朝露に濡れた葉が輝き、薄雲を照らしてていく。
そんな幻想的な景色を見ながら歩んでいくと観音岳に到着。
残念ながら周りの景色はあまり見えないが、雲に山頂の影が映し出されていたり、これから行く地蔵岳の雰囲気を引き立てていたりと悪いことばかりではない。
待ち望んだ朝日がやっと 光に照らされて
輝き 雲海に映る観音岳
雲の通り道 地蔵岳はまもなく雲の中
観音岳で一休み後、地蔵岳を目指し進んでいく。
だんだん地蔵岳を覆っていた雲も取れていき、鳳凰小屋分岐点近くに着いたころには地蔵岳にかかっていた雲もとれました。
白砂と様々な形の花崗岩を楽しみながら進むと、地蔵岳のオベリスク前に到着。
その天を指す姿はカッコイイ。
てっぺんは厳しそうだが、ある程度まで登れそうなので登ってみます。
8割ぐらいまでは登ったものの、目の前に垂直に近い壁が立ちふさがる。
ロッククライミングのように岩の割れ目を利用すれば登れるみたいだが、そんな力も無ければ装備もないので諦め、他の場所を探してみる。
登れそうな箇所もあったが、上がどうなっているか分からないなどリスクが高いので無理せず降りることにしました。
地蔵岳 白砂をイワインチンが彩る
地蔵岳オベリスク オベリスク
次は、高嶺を目指します。
高嶺はハイマツなどの木々に覆われている山で、黄色や赤に色づいている木もありました。
高嶺山頂からは、北岳や仙丈ヶ岳を見ることができました。
高嶺から北岳や仙丈ヶ岳などを見ながら白鳳峠を目指し下っていく。
白鳳峠から広河原の下りは、すぐにゴーロとなる。
浮石が多いので歩きづらいが、北岳などが見えるなど見晴らしはいい。
ゴーロが終わると樹林帯となります。
ここはシラビソ林といい、やまなしの森林100選らしいが、倒木も多く、さらに蒸し暑い為、途中からウンザリしてきました…
樹林帯を1時間下ると南アルプス林道に到着し、林道をしばらく歩くと広河原に到着です。
高嶺山頂から 雲の不思議
ゴーロを下っていく オクモミジハグマ