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至仏山 & 尾瀬散策

しぶつさん
2228.1m
登山日 2012年
9月28〜29日
パーティ 2人(Yさん) 参考書籍 山と高原地図
工程 1日目:大清水[6:32]〜尾瀬沼(右回り)〜沼尻〜弥四郎小屋[15:50]
2日目:弥四郎小屋[6:45]〜尾瀬ヶ原〜山ノ鼻[9:15]〜至仏山[11:50〜12:55]〜小至仏山[13:55〜14:05]〜鳩待峠[15:57]
前にNHKの【小さな旅】で秋の尾瀬ヶ原を見て以来、この時期に是非訪れてみたいと考えており、今回ついに実現することになりました!!
初日は大清水から尾瀬沼に行き、天気が良ければ燧ヶ岳に登り、尾瀬ヶ原に降りる予定です。
自宅から尾瀬までは距離がある為、前夜に出発し、尾瀬戸倉駐車場に真夜中に到着。
駐車場には自分と同じように、車内で夜を明かす人もいるようです。
翌朝、Yさんと合流した後、大清水へ向かい、身支度を整え出発。
尾瀬沼までの道は、一ノ瀬までは林道歩きで、それ以降は木道歩きとなります。
9月末だというのに思った以上に暑かったので、途中の岩清水がとても美味しかったです。
途中休憩しながら、約3時間程歩くと尾瀬沼に到着。
天気が良いと尾瀬沼越しに燧ヶ岳が見えるみたいですが、時折晴れ間があるがたまに小雨が舞う曇り空だったので、下部しか見えない(-_-;)
天気が回復すれば長英新道から燧ヶ岳を目指す為、尾瀬沼を右回りに歩いていく。
沼沿いの道は草紅葉が綺麗なのだが、尾瀬沼まで思ったより距離があるのが残念です。
長英新道まできましたが、天気の回復が見られないため燧ヶ岳は中止し、沼尻川近くの道で尾瀬ヶ原まで行くことに変更。
燧ヶ岳に登れなかったのは残念でしたが、沼尻平の草紅葉は綺麗でしたし、白砂田代では池塘も見れたりと楽しみもありました。
沼尻川近くの道を歩いていると、日が出ているのに突如大粒の雨が降り出しました(>_<)
樹林帯の為、葉が傘代わりになるので、そのまま尾瀬ヶ原を目指し進みます。
尾瀬ヶ原が近づくと雨がやみ、というより降った形跡すらない。不思議だ…
尾瀬ヶ原に到着したのは16時前。
夕焼けが尾瀬ヶ原や燧ヶ岳を染めていました。
しばしその光景を眺めた後、本日の宿[弥四郎小屋]にチェックイン。
ここは尾瀬ヶ原に一番近い場所と立地条件も良く、個室が利用できたり、お風呂(石鹸等禁止)に入れたりと山小屋というより、民宿に泊まる感じです。
彩る実(オオカメノキ) 尾瀬沼の向こうは燧ケ岳の下部だけ…
尾瀬沼 尾瀬沼の草紅葉
小川をのぞいてみると 夕日が燧ケ岳を染めていく
翌朝は5時に起床。
夜中は星空が広がっていましたが、朝になると雲が多い。
でもこの雲も日の出が近づくにつれ無くなっていき青空が広がった(^-^)
日が登り尾瀬ヶ原をやさしい光が照らしていく。
草紅葉が煌めく景色はとても素晴らしい!!
身支度を整え、至仏山を目指し尾瀬ヶ原を歩んでいく。
草紅葉の時期はバッチリで綺麗に色づき、日の光を浴び輝いている。
見たかった景色が見れて最高の気分ヾ(^▽^)ノ
草紅葉や池塘に映る燧ヶ岳や小川を泳ぐ魚たちを見ながら約2時間半歩くと山の鼻に到着です。
尾瀬ヶ原に射す朝日 尾瀬ヶ原の朝
朝霧 秋の尾瀬の朝
秋の尾瀬ヶ原道 朝露と共に
エゾリンドウ 尾瀬を泳ぐ魚たち
池塘も秋色に 池塘と至仏山
秋色尾瀬ヶ原 静寂な湖面に
いよいよ至仏山登山口入口です。
山の鼻から少し歩くと樹林帯の登りとなります。
足元はほとんどの場所が木道だが、この木道が滑りやすい。
また風通しも悪い為、階段を登っていくのはかなり疲れる…
40分程登ると樹林帯を抜け、見晴らしがよくなりました。
振り返れば尾瀬ヶ原と燧ヶ岳の姿を見ることができる。
途中岩場もあるが、この先もほとんど木の階段が続く…
植生保護のため仕方がないとはいえ、かなり疲れるので、休憩を多めにして登っていく。
山頂が近づくにつれ雲が広がり、山頂に着いた頃には一面の雲となり見晴らしはきかなかった…
それでも山頂は大勢の登山客で賑わっていたので、岩場の端で昼食を食べることにしました。
これが大当たり!!
のんびりくつろぎながら昼食を食べていると、雲がどんどん晴れていくではないか!!
そして到着時に山を覆っていた雲は無くなり、パノラマの景色が広がった(^o^)
草紅葉に染まる尾瀬ヶ原と燧ヶ岳 雲が晴れていき
上越の山々も望むことができる 至仏山山頂から燧ケ岳を
景色と昼食をゆっくり楽しんだから、小至仏山に出発!!
頭上は青空が広がり、登山道は紅葉が彩る。
そんな中を周りの景色を楽しみながら歩くことができるのはとても楽しいし嬉しい!!
また蛇紋岩(茶褐色の岩)は、様々な形状があり面白い。
楽しみながら歩くと小至仏山に到着。
山頂は、360°の展望で燧ヶ岳や尾瀬ヶ原なども見ることができました。
蛇紋岩と共に 小至仏山と周りの山々
蛇紋岩が様々な姿を見せてくれる >紅葉と景色が素晴らしい
彩られる小至仏山の道 小至仏山から至仏山と燧ケ岳を
小至仏山から下っていくと、先程までは赤色の紅葉でしたが、黄色も加わりさらに色彩が豊かとなりました。
また途中のオヤマ沢田代には草紅葉があり、周りの景色と共に楽しめました。
樹林帯をしばらく下ると鳩待峠に到着です。
当日は猿ケ京温泉に宿泊し、翌日観光を楽しんでから帰路につきました。
黄葉が美しい 草紅葉と共に山並みを
今回の尾瀬歩きを振り返るとなんと言っても見たかった秋紅葉の尾瀬ヶ原を見頃に訪れることができ、しかも天気にも恵まれたのが嬉しかった。
しかも期待できなかった至仏山山頂からの景色も楽しめたりと楽しい山旅となりました。
機会があれば水芭蕉の時期にも尾瀬ヶ原を歩いてみたいと思います。