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網笠山・権現岳あみがさやま・ごんげんだけ2523.7m・2715m |
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登山日 | 2013年 5月 9日・10日 | パーティ | 単独 | 参考書籍 | 山梨県の山・山と高原地図 |
工程 | 1日目 観音平[7:35]→雲海[8:20]→網笠山[11:20〜11:50]→青年小屋[12:20〜13:00](水汲み含む)→権現小屋→[15:55]権現岳 2日目 権現小屋[6:25]→権現岳[6:30]→三ツ頭[7:50〜8:05]→木戸口[9:40]→八ヶ岳横断自然歩道[11:25]→観音台[12:15] |
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今回のスタートは観音台。 いつもは混雑するらしい観音平駐車場もGWが終わった後の平日なので、自分も含めて2台しかありません。 身支度を整えたら出発!! なだらかな鳥舞う道を登っていくと雲海に到着。 ベンチで一休みし、さらに登っていくと2000m過ぎぐらいから雪が現れ始め、押手川の分岐を網笠山の直登コースを進むとすぐに登山道全体をアイスバーンが覆いました。 ここでアイゼンを装着し登っていきますが、標高が上がるにつれ残雪も多くなり、たまにずぼっと踏み抜きます… それでも1歩1歩進み、最後の樹林帯を抜けガレ場を登ると頂上に到着。 頂上は風がかなり強かったですが、展望は素晴らしくこれから登る権現岳や南アルプスなど望むことができました。 次は権現岳を目指します。 まずは残雪が多い樹林帯を下ると、火山岩地帯です。 ここは残雪が多いと岩の間を踏み抜く危険性がありましたが、残雪はほとんど無く歩きやすかったです。 青年小屋まで下ったら水補給のため、乙女の水に向かいます。 水場まで残雪が多かったので、水場も雪の中で汲めないかと心配しましたが、掘り起こされていたので無事補給することができました。 水補給後、一度青年小屋まで戻ったら、権現岳に向かいます。 日当たりが良い場所は雪解けが進んでいますが、樹林帯は雪が残っています。 樹林帯を抜けると西ギボシが目の前に。 心配していた残雪は尾根以外ほとんどなく、岩場地帯は安心して登ることができました。 西キボシを登ったら、残すは東キボシ。 こちらも鎖場には残雪もなく、上部の分岐手前から積雪があるだけなので問題なし。 分岐まで上がれば赤岳、横岳、硫黄岳、阿弥陀岳が並ぶ良い景色。 権現岳山頂へ続く稜線の積雪は、ずぼっと腰まではまることがあるので、景色を楽しみながらも油断せず通過します。 通過するとすぐに本日の宿泊先の権現小屋なのでまずはチェックイン。 夕食まで時間があるので付近を散策し、美味しいカレーを頂いた後はのんびり夕焼けを楽しみました。 本日の宿泊は自分だけなので、山小屋の主人とランプの灯りの下山話を語ったり、外に出て夜景や星空を楽しんだりした後、眠りにつきました。 |
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凍りついた押手川を行く | 編笠山山頂から赤岳方面を望む | ||||
まずは西キボシ | 西キボシから編笠山を望む | ||||
西キボシから東キボシに続く尾根道 | 権現岳山頂へ続く最後の尾根道 | ||||
雄大な八ヶ岳の山々 | 夕日が染め”赤”岳に | ||||
夕暮れの山々 | 権現岳影 | ||||
明日も良い日になるのを願いつつ | 赤岳たちに囁く星空 | ||||
八ヶ岳の山々と一緒に | キボシと街灯り | ||||
権現岳オベリスクの上には | 暖かなランプの灯り | ||||
日の出を見るために、3時50分に起床し、権現岳山頂(山頂の稜線)へ。 雲があり快晴とは言えないですが、まずまずの天気です。 待つこと30分、日が昇り赤岳などの山々や権現岳のオベリスクやキボシを朝日が染めていく。 その様子をしばし楽しんだら、一旦権現小屋に戻って朝食を食べ、身支度を整えたら出発! 当初赤岳まで行く計画でしたが、天候悪化の可能性を考えて、権現岳→三ツ頭→木戸口方面下山に切り替えました。 日の出の時より雲が多くなってきましたが、南アルプスなど周りの山々を望むことができます。 三ツ頭への道は、全体的に雪は少ないものの登山道にはしっかり雪が残っており、しかも暖かさの影響で、ズボズボはまります… でも時折目の前にイワヒバリが来てくれたり、昨日歩いた網笠山ルートを眺めながら歩けたので、特に苦もなく三ツ頭山頂に到着。 赤岳や網笠山など周りの山々の風景を楽しみながら一休憩。 休憩後、5分ぐらい下ると分岐となるので、木戸口公園方面へ。 少し下ると樹林帯になりますが、ここが今回一番苦戦しました。 道が分からないぐらい残雪があり、数歩歩くと膝下までずぼっ、さらに歩くとお尻まで埋まったり、斜面を滑ったり、斜面を下山中にいきなり片足が埋まって転んだりの悪戦苦戦(>_<) 何とか残雪地帯を突破し網笠山方面の展望が開けてくるようになると雪も少なくなりました。 木戸口を過ぎ、樹林帯を下っていくとあちこちから鳥のさえずりが聞こえはじめ、ルリビタキ(オス・メス)・ゴジュウカラ・コガラ・ヒガラ・ヤマガラ・ウグイスなどの鳥たちに出会うことができました。 鳥たちのさえずりや出会いを楽しみながら樹林帯を下っていくと八ヶ岳横断自然歩道に到着。 この自然歩道を観音台まで歩き帰路につきました。 帰宅してから分かったことですが、予感が的中し、15時前ぐらいから雨だったので、このコースで良かったです。 |
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そして日はまた昇る | 淡い光に照らされて | ||||
朝焼けのキボシ | 日の出が作り出す影絵 | ||||
キボシ兄弟 | .これから下る尾根道 | ||||
三ツ頭山頂から |