TOP



燕岳

つばくろだけ
2762.9m
登山日 2013年
5月16日・17日
パーティ 2人(Yさん) 参考書籍 山と高原地図
工程 1日目:燕岳登山口[9:40]→合戦小屋[13:30〜14:15]→燕山荘[16:00]
2日目:燕山荘[6:20]→燕岳(北部散策含む)[7:20〜8:40]→燕山荘[9:45〜10:25]→合戦小屋[11:20〜11:50]→燕岳登山口[14:15]
今回が北アルプスデビュー。
記念すべき第1回目は残雪の燕岳。
山頂の花崗岩とその姿に惹かれ、北アルプスでも行きたい山上位の山です。
登山者用の第1駐車で身支度を整えたら車道を登り、中房温泉近くの登山口からスタートです。
まずはオオカメノキの花を愛でながら、ジグザグを繰り返して登っていきます。
40分程登ると第1ベンチに到着。
そばに唯一の水場がありますが、一般的な水汲み場というより沢水といった感じです。
小休止後、鳥たちのさえずりを聞いたりオオカメノキやイワナシの花を見ながら登っていくと第2ベンチに到着。
第2ベンチを過ぎた辺りから雪が多くなってきましたが、アイゼンを装置するほどではないので、足元に気をつけながら登っていきます。
第3ベンチを越えた辺りから雪の量が増してゆき、ベンチに座ってお昼と考えていた富士見ベンチは雪の中(-_-;)
仕方が無いので、さらに雪の登山道を登っていくと合戦小屋に到着。
合戦小屋前のベンチは出ていたので、お昼休憩です。
合戦小屋からは、すぐに雪の急登が始まるので、アイゼンを装着し1歩1歩登っていきます。
登りつめると合戦の頭。
ここから燕山荘までは雪が積もった尾根上のルートです。
天気が良ければ大天井岳など北アルプスの山々が見えるのですが、ガスで視界不良。
尾根道を雪の感触を楽しみながら登り、途中休憩していると、だんだんガスが晴れていき少しずつ周りの山々が姿を現しはじめました(^_^)
燕山荘につくころにはガスと雲も取れ青空が見えるぐらいに。
燕岳往復するには遅い到着なので、この日はここまでです。
夕暮れ時に再度雲が広がり夕焼けは見られませんでしたが、星空は見る事ができました。
ガスの合戦尾根 ガスの合間から燕山荘が
山々が姿を現す 燕岳
燕岳と星々 軌跡と共に囁く星たち
日の出と移りゆく空を見る為に3時40分に起床。
昨晩吹いていた強風は弱まっていますが、時折強い風が吹きます。
でもこの風のお蔭で空は快晴!!
しかも眼下には久しぶりの雲海が♪
空がだんだん明るくなっていき、ついに日の出に。
日の出はもちろん、朝日に染まる雲海や山々は美しく、昨日登ってきて良かったと感じました。
最高の時間を過ごした後は、燕山荘で朝食を食べ、いよいよ燕岳山頂に向け出発です!!
往復する場合、荷物は燕山荘に置いていいとのことなので、軽装備で燕岳山頂を目指します。
青空と砂礫、そして花崗岩と雪とハイマツのコントラストや周りの山々の風景を楽しみながら歩いているとライチョウと遭遇。
しかも最初はメスだけだったのが、オスも登場!!
ライチョウと出会うのは仙丈ケ岳以来です。
しばしその出会いを楽しみ、ライチョウに別れを告げ再び歩き出すと 2つ穴のメガネ岩に到着。
この岩もそうですが、ここは様々な形状の岩が多く、面白い形の岩が多数あります。
メガネ岩から一登りすれば、燕岳山頂に到着。
山頂は360°の大パノラマ!!
槍ヶ岳など北アルプスの山々は勿論、浅間山や南アルプスや八ヶ岳などを望むことができます。
また北燕岳の背後には、立山連峰が見えています。
山頂からの景色を楽しんだら、北燕岳方面に少し歩いてみました。
冬場以外なら北燕岳から東沢乗越を経由し、中房温泉の方に下れますが、この時期は無理の様です。
少し歩いて北側からの燕岳を見たら、一度山頂に戻り燕山荘に戻ります。
預けていた荷物を回収し身支度を整えたら、下山開始です。
昨日はあまり見えなかった景色も今日は抜群で、合戦尾根を軽快に下っていきます。
行きは長かった尾根道もあっという間に終わり、合戦小屋まで戻ってきました。
昨日とは違い小屋も営業しており、人も多くいました。
ここで早めのお昼休憩です。
昼食後は、雪道をアイゼンを利かせて下っていきます。
第3ベンチでアイゼンを外し、鳥たちとの出会いを楽しみながら下れば燕岳登山口です。
今回が初の北アルプスとなりましたが、最高の景色を楽しんだりライチョウなど様々な鳥たちと出会ったりととても良い登山でした(^^♪
夜も明けていき 日の出の時
光輝く 山々を美しく染めていく
雲海上の浅間山 朝の燕岳
雪と雲海と山々
日が昇り 燕岳
燕岳より北側[立山方面]を望む 燕岳より南側[大天井岳方面]を望む
燕岳より西側[水晶岳方面]を望む 可愛いイルカ岩
アシカの群れ 合戦尾根を行く