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白馬岳、小蓮華山、乗鞍岳

2932.2m、2666m、2436.7m
登山日 2013年9月23〜24日 パーティ 2人(Yさん) 参考書籍 山と高原地図、地球の旅人
工程 1日目:猿倉[8:20]〜白馬尻小屋[9:30〜45]〜大雪渓〜白馬山荘[15:00]〜白馬岳〜白馬山荘
2日目:白馬山荘[4:50]〜白馬岳[5:10〜6:05]〜三国境[6:55]〜小蓮華山[7:40]〜白馬大池[9:50〜10:10]〜乗鞍岳[10:50〜11:15]〜栂池山荘[13:20]〜栂池高原
今回は、秋の白馬大池を訪ねに白馬岳を歩いてきました。
猿倉の天気は曇り空。
当日の天気予報は、終日晴れの予報もあれば、曇り予報もある、どちらかわからない予報…
勿論良い方を期待して出発です。
まずはトレッキングルートにもなっている整備された登山道を登っていきます。
途中の白馬鑓温泉への登山道を見送り、1時間程歩くと
『おつかれさん!ようこそ大雪渓へ』と書かれた石がある白馬尻小屋に到着です。
小屋前から大雪渓を見ることができますが、想像通り雪は少なめ。
白馬尻から15分程で雪渓入口となりましたが、大きいクレバスが出来てしまっている為、この時期は雪渓ではなく脇の砂利道を歩きます。
結局今回はほとんど砂利道を歩くことになり、かなり疲れました…(勿論アイゼンは不要)
経験上、明らかに雪渓歩きの方が楽だと思います。
雪渓沿いを歩き始めた当初は、ガスに覆われて視界が良くありませんでしたが、途中からだんだん晴れてきました(^-^)
大雪渓の終わりが近づいてきたころ、シロウマタンポポが咲いていました。
休憩も兼ねて、お花の写真を撮ろうと思い、しゃがんでカメラを構えていたとき、足元の岩が崩れ数メートル転げ落ちました(>_<)
変な言い方ですが、落ちるのは慣れているのもあり、両腕の擦り傷(カメラを守った為)とお尻の打ち身だけですんだのは幸い。
やはりどんな時も油断は禁物ですね。
気を取り直して、登っていきます。
左前方に杓子岳の断崖が迫ってくるぐらいからコースは雪渓を離れ、ガレ場を登っていきます。
この頃には、さらに晴れ間が広がってきました。
山肌の草紅葉などを照らし、とても綺麗です。
紅葉を眺めながら歩いていると、突然イワヒバリが近くの岩に飛んできてくれ、しかもその姿をゆっくり見させてくれました(^・^)
イワヒバリと別れ、さらに登っていくと村営白馬岳頂上宿舎に到着です。
自分たちは、白馬山荘に宿泊するので、あともう一登り。
白馬山荘を目指し登っていくと、雲に包まれていた白馬鑓ヶ岳や杓子岳を姿を現しました。
頭上には青空が広がりとても気持ちが良い(^O^)
青空と爽やかな風に吹かれながら歩くと白馬山荘に到着。
まずは宿泊手続きをして部屋に向かいます。
山荘の部屋は、二畳に2人と一般的(混雑時を除く)ですが、廊下との間にカーテン等の仕切りが無い…
今回は空いているからいいようなものの、必需品と思うのですが…
白馬大雪渓 霧漂う大雪渓
シロウマタンポポ コースは雪渓を離れ
秋色白馬岳 ついに白馬鑓ヶ岳や杓子岳の姿が
山荘に荷物を置いて軽装になったら、白馬岳山頂に向かいます。
山頂からの景色は、頭上は青空なのですが、周りは雲が広がっているようで、あまり景色を楽しむことができませんでした。
山荘まで戻ってきた頃には、山荘の周りも雲が広がってきてしまい、夕焼けが見れなそうな雰囲気に。
それでも夕焼けを期待しながら夕食を食べていると、眩しい光が差し込んできました!!
これは期待できる!!と思い、夕食後期待して外へ!!
夕焼け前に広がっていた雲はだいぶ取れ、太陽が辺りを染めていきました。
その光景を楽しんだ後に、スカイプラザでYさんに誕生日祝いをして頂きました(^o^)
ありがとうございます♪
そして夜には満点の星空!!
この美しい景色を楽しんだ後、眠りにつきました。
白馬岳の上は快晴 明日歩く稜線を望む
夕焼けに染められて 楽しい日の終わり
再び雲が覆い隠していく 杓子岳、白馬槍ヶ岳と満天の星空
天の川 白馬岳山頂に降り注ぐように
翌日は、山頂で日の出を見るため 4時前に起床。
昨晩とは違い雲が多めでしたが、日の出が見えると信じ山荘を出発。
山頂には既に数人の登山者が日の出を待っていました。
自分も昨日登った時に決めていた場所で日の出を待ちます。
日の出方面も雲が多めですが、その雲を光が照らす美しい景色の中、その時が訪れます。
昇りゆく太陽が雲を山頂をそして稜線を照らし出す光景は大自然の荘厳な美しい一時。
雲を美しく染め 尾根を染めていく
染まる白馬鑓ヶ岳,杓子岳
日の出を楽しんだら出発。
尾根道を立山や剱岳などを眺めながら歩きます。
稜線を歩いていると薄いガスに包まれましたが、そこに一瞬光が射し周囲が輝く時はとても幻想的。
眼下に長池が見えてくると三国境。
さらに稜線を歩いていくと小蓮華山手前ぐらいから、だんだん濃いガスに包まれていきました…
辿り着いた小蓮華山山頂も、真っ白。
今回は白馬大池の姿を見たかった(目の前ではなく登山道の途中から)ので、この真っ白な状況はかなり不安(-.-)
雲が晴れ見えるという思いと、ダメかもしれないという思いが交差する中、稜線を行くとライチョウ親子と遭遇。
今年はライチョウと良く出会う年です(^・^)
白馬大池が近づく時、いきなり雲が抜け始め、白馬大池が!!
その白馬大池の周りを、煌くチングルマの群落や草紅葉が彩ります。
白馬大池山荘前で一休憩後、白馬大池の北側を周りこみ、岩場を登ると乗鞍岳。
ここはハイマツが覆う広々とした山頂です。
山頂の東端からガレ場の斜面を下ります。
途中まで大きい岩の上を進む感じとなるので、足元に気を付けながら下ります。
さらにミヤマリンドウなどが彩る道を下っていくと、天狗原に到着。
天狗原の湿原に敷かれた木道を進み、途中可愛い目をしたねずみちゃんとの出会いなどを楽しみながら樹林帯を下っていくと、栂池自然園に到着。
ここから栂池パノラマウェイ(ロープウェイ)を利用し、栂池高原まで下りバスで駐車場まで戻り帰路につきました。
今回は全体的に雲が多かったですが、美しい夕日や満点の星空や美しい朝日、そして見たかった白馬大池の姿などを見る事ができ、とても充実した山旅でした。
次回は夏に大雪渓と白馬三山を歩いてみようと思います。
幻想的な道を行く 三国境から長池方面を
一足早い紅葉が尾根を染める 少しづづ白馬大池の姿が
白馬大池を紅葉と共に 秋の白馬大池
雪倉岳方面は天気が良さそう ウラシマツツジの草紅葉
白馬大池と紅葉ナナカマド 湖畔沿いに咲くミヤマアキノキリンソウ
良い色♪[ミヤマリンドウ] つぶらな瞳のねずみちゃん