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竜ヶ岳

1485m
登山日 2013年12月31日 パーティ - 参考書籍 山と高原地図
工程 竜ヶ岳登山口[5:50]〜石仏[6:45〜8:10]〜分岐[8:55]〜竜ヶ岳[9:05〜10:05]〜分岐〜竜ヶ岳登山口[11:30]
今回はダイアモンド富士を見に竜ヶ岳に行ってきました。
ここは年末年始にダイアモンド富士が見られることで有名や山。
例年元旦は、バスツアーも企画される為恐ろしい混雑となっているそう…
正月早々、そんな混雑に巻き込まれたくないので、前日の大晦日にしました。
30日の仕事を終えた後、新宿から特急あずさを利用して甲府に行き、車で本栖湖湖畔に向かいます。
甲府は雪がありませんでしたが、峠道を登っていくと徐々に雪が見え始め、本栖湖周辺は雪が多く、路面がアイスバーンとなっている箇所も多数ありました。
夜〜早朝は、かなりの冷え込み(-10℃ぐらい)ですが、他にも車中泊やテント泊をしている人がいます。
夜中に寒さで何度か起きましたが、それでも数時間は寝られたので、体調は問題ありません。
日の出の時間と混雑を考慮して出発です。
登山道が始まると、針葉樹林帯の中のジグザグの登りが続きます。
時折木々の間から本栖湖や付近の山々を見る事ができます。
稜線まで到達すると、傾斜が緩くなりベンチが設置された展望台に到着。
ここから富士山の姿をはっきり見る事ができますが、目的地の『石仏』はまだ先。
歩みを続け、樹林帯を抜ければ、登山道は笹に覆われた道に変わります。
ここからは富士山と悠大な裾野を見ながら歩く事ができ、傾斜もきつくありません。
のんびり登っていけば、東屋がある『石仏』に到着。
今回はここからダイアモンド富士を待ちます。
理由は、計算上ここが富士山山頂のど真ん中となり、山頂は少しずれるからです。
案の定、既に何人ものカメラマンがスタンバイしています。
自分も場所を決め、その時を待ちます。
周りの山々が赤く染まっていく。
そしてその時が訪れる。
予想通り、富士山頂上の真ん中から日が昇り、美しいダイアモンド富士の光景が目の前に。
その光景に感動しながらも、写真におさめていく。
そして束の間の時が終わり、山頂から太陽は離れていく。
その姿を余韻に浸りながら眺めました。
富士と三日月 日の出間近
ついにその時が 山頂中央からのダイアモンド富士
光り輝く 富士を中心に光が
ダイアモンド富士が終わると予想通り大半のカメラマンは下山していきます。
あくまでもダイアモンド富士が目的であり、登山ではないということらしい。
自分は勿論山頂を目指しますよ。
『石仏』から見上げる正面の丸いピークは竜ヶ岳山頂ではなく、山頂はさらに奥となります。
丸いピークまで続く道は、富士山と樹海を見ながら登れる道。
途中何度も立ち止まり景色を楽しみながら登っていきます。
丸いピークで、下山方面を予定している本栖湖から直接山頂を登るルートと合流。
この分岐から、なだらかな尾根道を登れば広い『竜ヶ岳』山頂に到着。
山頂からは、富士山は勿論、堂々とした雨ヶ岳や南アルプスや八ヶ岳など望むことができました。
暖かいスープを飲みながら富士山を眺めるという贅沢タイムの始まりです。
まずはあのピークまで 樹海を望みながら登っていく
富士とダイアモンド富士を見た石仏(手前の草原) 広大な樹海
尾根道より本栖湖を 煌めく雪と富士
広い山頂[竜ヶ岳山頂] どっしりとした雨ヶ岳を望む
景色を楽しんだら、下山開始。
先程の分岐まで戻ったら、本栖湖方面に下山です。
こちらは北側となるため、登ってきた道に比べ明らかに雪が多い。
と言っても、15cmぐらいのさらさら雪なので、歩いていてとても気持ちが良い。
雪を満喫した頃、周遊歩道と合流。
周遊歩道へ誘導する立派な道標とマップがあり、駐車場側に降りるのはこちらの方が近そうなので周遊歩道に。
けどこれは失敗だったとあとで感じました…
八ヶ岳もそうですが、無駄にアップダウンは多いし、後半は看板が分かりにくい…
(後半は本栖湖キャンプ場となりますが、あちこちに竜ヶ岳登山口を示す看板があるので、かえって分かりにくい)
素直に一度本栖湖に出れば良かった気がします。
とりあえず周遊道路の終わりにあるキャンプ場から本栖湖の湖畔道に出て、駐車場まで戻りました。
この後、天気がとても良いので、予定通り富士五湖巡りを楽しみ帰路につきました。
樹海を目指して下っていく 本栖湖より竜ヶ岳(右側)を望む