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入笠山・美ヶ原(王ヶ頭)

1955m・2034m
登山日 2014年1月19日 パーティ 2人(Yさん) 参考書籍 山と高原地図
工程 入笠山…ゴンドラ山頂駅[9:55]〜入笠湿原[10:10]〜入笠山[11:20〜40]〜入笠湿原[12:15]〜ゴンドラ山頂駅[12:35] 美ヶ原…山本小屋ふる里館[14:50]〜美しの塔[15:30]〜塩くれ場[15:45]〜王ヶ頭[16:25]〜美しの塔〜山本小屋ふる里館[17:50]
今回は以前から興味があったスノーハイクです。
初体験なので、選んだ山は『入笠山』と『美ヶ原』です。

入笠山
ゴンドラ(通年営業でこの時期は主にスキー客用)で、山頂駅まで上がったら、スノーシューを装着して登山開始。
まずは入笠湿原を目指します。
昨晩降った新雪の感触を楽しみながら歩むと15分程で湿原に到着。
湿原といっても、今は一面雪に覆われ雪原となっています。
空を見上げると雲の流れが速いのが一目で分かるぐらい。
その影響でスキー場では晴れでしたが、雲が多くなってきました。
湿原を抜け車道沿いの道を進むとすずらんが有名な花畑の斜面に。
勿論ここもこの時期は雪の下。
斜面をトレースと方向を確認しながら登っていきます。
斜面を抜けると傾斜が緩い樹林帯となるので、のんびり歩いていきます。
最後に斜面を一登りすれば入笠山山頂です。
山頂からは、晴れなら360°の大パノラマですが、残念ながら八ヶ岳は雲の中。
でも雲は多めながら中央、北アルプスや富士山を望むことができました。
いつもならここでのんびりコーヒータイムですが、あまりの寒さ(風が強く地吹雪になる)なので、長居はせずに下山開始です。
スノーシュー下山も勿論初めてですが、思っていた以上に滑ります。
下山開始直後に何回か尻餅をつきましたが、途中から慣れてきたので大丈夫でした。
湿原を抜け、スキー場まで戻り、ゴンドラで下山しました。
スキー場より八ヶ岳を望む 入笠湿原より入笠山を望む
入笠湿原を望む 冬のすずらん花畑
霧氷の木々 山頂直下までは平坦な道
入笠山山頂 山頂より八ヶ岳面
山頂より富士山方面 山頂直下の下山道
美ヶ原
入笠山を下山したら、美ヶ原に向かいます。
諏訪湖を過ぎ、峠道になると道路も真っ白。
運転に気を使いながらも、景色を楽しみ進んでいく。
峠道を登りきり左に曲がると、山本小屋ふる里館。(右は美術館ですが冬季通行止め)
頭上は青空が広がり気持ちが良い。
準備をして雪道を歩くとホテル山本小屋に。
ここから美しの塔方面に少し登れば、そこは白銀の大雪原。
冬以外はたくさんの牛が放牧されているようですが、今は勿論いません。
周りの山々の雲もとれ、北、南八ヶ岳など周りの山々がその姿を楽しませてくれる。
そんな景色に浸りながら歩くと、美しの塔に、さらに歩んでいくと茶臼山との分岐に到着。
王ヶ頭は茶臼山経由の周回でも行けますが、今回は時間が無いので、王ヶ頭を目指します。
王ヶ頭の道は、右手は大雪原、左手は北アルプスを望む道。
徐々に夕景になりつつあり、白いキャンバスに優しい色が加えられていく。
その美しい光景に見とれながら進めばあっという間に山頂間近。
山頂付近は多くの電波塔と王ヶ頭ホテルがあります。
ホテルの少し先にある山頂には多くのカメラマンがいました。
ほとんどの方が歩いてきたというより、ホテルの送迎できた感じです。
喧騒の中夕日が沈むのを迎えるのは嫌ですし、もとからそのつもりもありません。
自分が見たかったのは夕焼けに染まる大雪原や雪原と夕日。
山頂から少し下ったところからは静寂な中、見たかった美しい景色を見ることができました。
夕焼けの景色を楽しんだら、余韻を残す景色を眺めながら駐車場まで戻り帰路につきました。
ホテル山本小屋へ続く雪道 どこまでも雪原が続く
自然の芸術 美ヶ原より北・南八ヶ岳を望む
美しの塔 歩んだ道を振り返ると
別世界にいるよう 青と白の世界
広大な大雪原 どこまでも続く
王ヶ頭頂上 頂上より八ヶ岳、南アルプスを望む
頂上より北アルプスを望む 白いキャンバスを染めていく
美しく染め上げる 夕日を浴び輝く
そして暮れていく 余韻に浸りながらの帰路の道