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尾瀬(尾瀬ヶ原・アヤメ平)

登山日 2014年
5月30日〜31日
パーティ 2人(Yさん) 参考書籍 山と高原地図
工程 1日目:鳩待峠[6:30]〜山の鼻[7:25]〜尾瀬ヶ原散策(牛首〜竜宮〜見晴)〜赤田代〜平滑ノ滝[12:30〜55]〜三条ノ滝[13:20〜45]〜弥四朗小屋[見晴][15:50]
2日目:弥四朗小屋[6:50]〜尾瀬ヶ原散策(東電小屋〜ヨッピ吊橋〜牛首〜竜宮[9:45])〜長沢新道〜アヤメ平[12:25〜13:00]〜中原山[13:15]〜鳩待通り〜鳩待峠[14:55]
1日目
尾瀬ヶ原は草紅葉の時期に歩いた事がありますが、一度ぐらいはミズバショウの時期に歩いてみようと思い出掛けてきました。
尾瀬戸倉駐車場で車中泊し、乗合タクシーで『鳩待峠』へ。
鳩待峠から山ノ鼻を目指します。
木道を進むとたくさんのミズバショウが出迎えてくれました。
どれも咲いたばかりで白さが輝きとても綺麗です。
ミズバショウと新緑を楽しみながら進むと『山ノ鼻』に到着。
今日は見晴まで尾瀬ヶ原を横断後、三条ノ滝を往復し、見晴の弥四郎小屋に宿泊するプランです。
時間に余裕があるので、ミズバショウや周りの景色を眺めたり休憩を多めにとりながら、のんびり散策を楽しみました。
それでも予定通り昼前に『弥四郎小屋』に到着です。
着替えなど不要の荷物を預けたら、三条ノ滝を目指します。
見晴から東電小屋分岐手前付近も多くのミズバショウが咲いています。
赤田代を過ぎると木道から登山道に変わり、同時に残雪が増えていきます。
足下に気を付けて進んでいくと『平滑ノ滝展望台』となります。
平滑ノ滝は、ゆるい傾斜を流れていく滝です。
次はいよいよ三条ノ滝を目指します。
こちらの道のりも残雪がありますが、それよりも沢を渡る場所があるのですが、水量が多いのもあり板橋上を水が流れているのでかなり滑りました…
20分程歩んでいくと滝の轟音が聞こえてくるようになり、急傾斜の階段を下ると『三条ノ滝展望台』です。
この滝は、落差が約100mあり、しかも尾瀬ヶ原の水がここで滝となるので、水量豊富で大迫力です。
滝見を楽しんだら、今来た道を戻り弥四郎小屋に向かいます。
小屋に到着したら、お風呂で汗を流し、晩飯時には茨城からきた夫婦と語りこの日を終えました。
ミズバショウがお出迎え 柔らかな葉に包まれたミズバショウと共に
景鶴山とミズバショウ 逆さ景鶴山
池塘と至仏山 輝くリュウキンカ
春の共演
平滑ノ滝 三条ノ滝
ミヤマツツジ(ムラサキヤシオ) コヨウラクツツジ
2日目
夜中に雷雨があったので、翌朝は濃い朝霧が発生し幻想的な光景になりました。
この朝霧も燧ヶ岳から昇った朝日に照らされると徐々に消えていきます。
その光景をテラスで朝食を食べながらゆったり眺めました。
朝霧が無くなった頃、出発です。
まずはまだ歩いたことが無い、東電小屋前の通り〜ヨッピ吊橋を通るコースです。
滴を纏うミズバショウと景色を楽しみながら歩んでいきます。
東電小屋分岐手前の群集を過ぎるとミズバショウの数は減りますが、東電尾瀬橋を越えると多くのミズバショウが咲いていました。
花を愛でながら歩んでいくと『東電小屋』に到着です。
イワツバメが巣作りの真っ最中のようで、たくさん飛び交っていました。
小休止後、20分程歩くとヨッピ吊橋となり、渡った先の分岐をまっすぐ行けば牛首分岐です。
この辺りから昨日とは違い、観光客の姿がかなり増えてきました。
牛首からは竜宮を目指しますが、このメインルートもかなり賑わっており、辿り着いた竜宮もかなりの人出…
ここから長沢新道経由でアヤメ平を目指します。
賑わっていた竜宮を離れると沢音と鳥のさえずりしかない新緑の森歩きとなりました。
最初は残雪が少なかったのですが、長沢頭手前の斜面は雪に覆われているので、滑落に注意して一歩一歩登っていきます。
この傾斜を越えるとゆるい傾斜道に変わりますが、こちらも残雪に覆われているので、トレースやテープを頼りに進んでいきます。
途中の富士見田代からは、燧ヶ岳が望め、さらに一登りすると、景色が良くなってきます。
青空の下、景色を眺めながら歩くと、『アヤメ平』に到着です。
アヤメ平は、昭和30年代に雲上の湿原として賑わっていた時に荒らされてしまった場所で、今は復元作業が施されています。
周囲は見事な展望で燧ヶ岳や至仏山や会津駒ヶ岳などの展望が素晴らしい。
その景色を眺めながら、ベンチでのんびりお昼休憩です。
昼休憩後、鳩待峠を目指します。
アヤメ平を過ぎ、展望のない中原山を過ぎると、傾斜面の『横田代』となります。
ここは至仏山や平ヶ岳の展望が良かったです。
横田代から先は、オオシラビソなどの樹林帯となりますが、残雪で覆われているためコースが分かりにくい…
トレースやテープを探し、迷わないように注意して進みました。
やがて周囲がブナの森となると鳩待峠となります。
先程までの静寂が嘘のような賑わいでした。
この後、お土産を買ったりアイスを食べたりしてから、帰路につきました。
朝霧の向こうに 幻想的な雰囲気
燧ヶ岳からの日の出 朝霧に濡れて[ショウジョウバカマ]
朝の尾瀬ヶ原 朝露を纏い[ミズバショウ]
日を浴びて輝く[ミズバショウ] 朝の静かな木道をゆく
ミズバショウと燧ヶ岳 大堀川ミズバショウ群生地
竜宮のミズバショウ群生地にて 雪の富士見田代より燧ヶ岳を
天空の木道 アヤメ平,武尊山方面
アヤメ平 アヤメ平より会津駒ヶ岳方面を
残雪の鳩待通り 横田代より至仏山,平ヶ岳を