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赤岳・横岳・硫黄岳

2899.2m・2829m・2760m
登山日 2014年
6月15日〜16日
パーティ 2人(変動) 参考書籍 山と高原地図
工程 1日目…美濃戸口(やまのこ村)[7:25]〜南沢〜行者小屋[9:35〜55]〜地蔵尾根〜地蔵の頭[10:55]〜大権現[12:10]〜赤岳頂上山荘[14:00]
2日目…赤岳[6:10]〜地蔵の頭[6:40]〜横岳[8:25]〜硫黄岳山荘[9:20〜55]〜硫黄岳[10:30〜50]〜赤岩の頭〜赤岳鉱泉[12:15〜45]〜北沢〜美濃戸口(やまのこ村)[14:40]
今回は南八ヶ岳にツクモグサとホテイランを見に行ってきました。
ツクモグサは八ヶ岳と白馬岳にしか咲かないお花です。
美濃戸山荘前からダート道を進み、『やまのこ村』に駐車後、準備を整えたら出発です。
まずは南沢を進みます。
ここでの目的はホテイランとの出会い。
探しながら歩むと登山道の片隅や斜面にひっそりと咲いていました。
ホテイランを見た後は、コイワカガミなどのお花を愛でながら、交互に現れる苔むした道と沢沿いの道を進んでいきます。
横岳が見えてくると行者小屋に到着です。
小屋前はこれから登る人と下山者で賑わっていました。
小休止後、地蔵尾根を進みます。
下部の樹林帯を抜けると岩場道となり、ここを登りつめれば『地蔵の頭』です。
本日の宿泊先は赤岳頂上山荘ですが、まずはツクモグサを見に横岳方面に向かいます。
岩場の尾根道は、オヤマノエンドウやハクサンイチゲなどの花々が彩っています。
お花を見ながら岩場を越えていくと、ツクモグサがお出迎え。
淡い黄色と産毛が特徴の綺麗なお花です。
この時期に横岳を登る人のほとんどがこの花目当てなのも納得です。
『大権現』まで行ったら、来た道を戻り赤岳頂上山荘に向かいました。
今日の頂上山荘の宿泊者は、30名ぐらい(ツアー客が23名かな)。
晩飯は前回食べたときも美味しくなかった記憶がありますが、白飯が記憶以上にまずく自炊すれば良かったと後悔するほど(>_<)
ここは是非改善してもらいたいものです…(-_-;)
夕暮れは雲が多めで沈んでいく姿は見られませんでしたが、光輝く諏訪湖や光のカーテンが綺麗でした。
登山道の片隅に[ホテイラン] 可憐なコイワカガミ
横岳を望む 地蔵尾根より歩んだ道を
阿弥陀岳と[ハクサンイチゲ] 赤岳と共に
青空と共に ツクモグサ
柔らかな産毛に包まれて ツクモ4兄弟
岩場に一輪[チシマアマナ] 赤岳より阿弥陀岳と中岳を望む
光のカーテン
夜半の山頂は雲の中でしたが、明け方には快晴となり、美しい日の出を望むことができました。
日の出後は、誰もいない赤岳頂上で景色を眺めながらのんびり朝食の贅沢な時間を満喫しました。
朝食後、横岳を目指し出発です。
ガレ場を下り地蔵の頭に着いた頃、横岳上空に雲が広がってきました。
昨日も真っ先に横岳上空に雲が広がっていましたし、そういう気象条件なのかもしれません。
昨日歩いた尾根を越えていくと、ツクモグサと出会った場所に。
今日は日差しが弱いのもあり、つぼみとなっていました。
(※ツクモグサは日が当たらないとしぼんでしまい開きません)
たくさんの花々が満開に開く姿を見る為には、朝からずっと晴れている時のお昼ぐらいの方がいいかもしれません。
横岳山頂を過ぎ、ガレ場を下っていくと『硫黄岳山荘』です。
ここでコーヒーを飲みながら一休み。
小休止後、ケルンが導くガレ場を登っていくと、『硫黄岳山頂』です。
硫黄岳山頂からは前回沸き立つ雲で見えなかった爆裂火口の全景や今年歩いた北八ヶ岳の山々を眺めながら休憩しました。
休憩後、赤岩の頭まで下り、樹林帯を下ると『赤岳鉱泉』。
ここから明るい北沢沿いの道をシロバナベニイチゴやコミヤマカタバミやスミレのお花畑を見ながら下れば登山道は終わり。
後は林道を30分ぐらい下れば『やまのこ村』に到着です。
歩いた道のりを思い出しながらアイスクリームを食べ、帰路につきました。
赤岳と月 静寂な時が流れていく
夜明け 朝日が横岳を染めあげていく
影赤岳 柔らかな光に包まれて
赤岳より権現岳と南アルプス 陰影
チョウノスケソウ 硫黄岳に続くガレ場
雄しべが可愛い[ミネズオウ] 葉のマットの上に[イワウメ]
岩の間に[コメバツガザクラ] 荒々しい火口壁(硫黄岳)