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二子山 (東岳・西岳)

1165.6m(西岳・中央峰)
登山日 2014年10月25日 パーティ 単独 参考書籍 私が登った群馬300山・山と高原地図
工程 北側登山口[8:55]〜股峠[9:00]〜東岳[9:25〜45]〜股峠[10:05]〜上級者コース〜西岳・東峰[10:40]〜中央峰[10:55〜11:30]〜西峰[11:45]〜ローソク岩分岐〜股峠[12:25]〜北側登山口[12:30]
今回は姿を見るたびに登りたいと思っていた二子山です。
参考書籍によると『石灰岩が白く乾く紅葉から初冬の頃が良い』とあったので、時期も良いですし。
国道462号から299号に入り、西秩父林道を走り二子山北側登山道へ。
こちらは、国道側からと違い数分で股峠まで行ける事と駐車場があることから、こちらから登るのが主流になってきているようです。
身支度を整え、登ること5分で股峠に到着です。
まずは東岳を目指します。
最初の粘土質の斜面は滑るので少し苦労しましたが、程なく東岳の難所らしい鎖場に到着。
足元が切れ落ちていますが、三点支持を行えば特に苦になる場所ではありません。
ここを越えると西岳が大きく見える岩場に到着。
西岳の迫力に大丈夫かなと感じましたが、無理なら素直に諦めれば良いと思っているので、まずはその姿を楽しみます。
ここから東岳に続く稜線を歩けば東岳に到着です。
山頂の少し先に展望岩があり、こちらの方が展望が良いです。(東岳に行ったらお忘れなく!)
両神山の全体や武甲山、西上州の山々などが楽しめますよ♪
東岳の鎖場 岩場上より西岳を望む
東岳に続く稜線 東岳より歩いた稜線を
東岳山頂先展望岩白石山・武甲山・蕎麦粒山方面 赤久縄山・東,西御荷鉾山・オドケ山方面
両神山を望む
小休止したら、股峠まで戻り西岳に向かいます。
ここには一般コースと上級者コースがあります。(クライミングルートは別世界なので除外)
今回は勿論上級コースを進みます。
途中まで一般コースと同じく樹林帯を進み、大岩の下で分岐となります。
岩壁にぶつかるといよいよルートスタートです!
ちなみにコースの入口には、注意書きが貼られていました。
要約すると
『登山者の安全を思い、強度・使い易さを考慮して鎖を設置したが、多くの登山者から鎖は不要。もし鎖が外れたら責任を取ってくれるか等の不評のため、鎖を全て取り外した』
と書いてありました。
必要なければ使わなければ良いし、外れた時の危険性を問うなら使う前に体重をかけるなどの確認をすれば良いし&使わなければ 良いと思うが…
上記のため、今は鎖は存在しない。
滑落=死亡となるので、三点支持を確実に行い岩壁を登っていく。
こんな岩壁を登るのは妙義山以来ですが、怖いより楽しい気持ちが強いのでとりあえず問題ありません。
垂直に近い壁を登るような箇所(両神山なら間違いなく鎖が付いているレベルの場所)もありましたが、距離は思った以上に短く、程なく〔西岳・東峰〕の山頂についてしまった。
補足ですが
【二子山は東岳と西岳に分類されますが、西岳は東岳よりのピークが〔西岳・東峰〕、最高標高地点が〔西岳・中央峰〕、その先が 〔西岳・西峰〕に分類されているようです。】
※以下は西岳を省略します。
東峰から岩場の稜線や景色を楽しみつつ足元に気を付けながら進んでいくと中央峰に到着です。
山頂も含めこの稜線は景色が良い。
風は微風、天気は快晴なので、崖際の岩場に座ってのんびり昼食を楽しみました。
西岳上級者コース下部 岩壁を彩る
背後には東岳 西岳・東峰から中央峰を
登山者を入れて(左中央) 西岳・中央峰から東峰を
昼食後は、西峰まで稜線歩きを楽しみます。
こちらは尾根幅も狭く、高度感もありますが、手足元に気を付ければ楽しく歩ける場所♪
稜線の西端まで行くと、眼前に山頂を削られた叶山が大きく見えます。
秩父太平洋セメントによる石灰岩の採掘現場になっており痛々しい。
武甲山とともに消滅を約束された山。
今歩いている二子山も同じ石灰岩の山。
この山が採掘現場にならず、いつまでもこの姿を保っていてほしいと感じました。
西峰先端よりローソク岩分岐まで戻り、股峠まで戻ります。
この道は危険箇所皆無の樹林帯です。
ローソク岩を過ぎたあたりでロッククライミングをしているグループが数組いました。
ここは人気の場所の一つらしいが、死亡事故も起きているようで、平成26年に滑落死された方の石碑もありました。
引続き樹林帯を進むと股峠に到着。
ここから登山道入口に戻りました。
今回はバイクなのと時間もあるので、西秩父林道などの林道や峠越えコースのドライブを楽しみながら帰路につきました。
中央峰から西峰へ続く稜線 稜線より西岳・中央峰を望む
稜線を楽しく進みます 稜線の様子
痛々しい叶山と笠丸山方面