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唐松岳

2696.4m
登山日 2015年 3月27〜28日 参考書籍 山と高原地図
工程 27日:八方池山荘[8:50]〜八方池[9:30]〜丸山[11:10]〜撤退[11:30]〜八方池山荘[14:00]
28日:八方池山荘[4:25]〜八方池[5:10]〜唐松岳頂上山荘上分岐[8:50]〜唐松岳[9:20〜10:20]〜唐松岳頂上山荘[10:35〜11:10]〜唐松岳[11:35〜12:00]〜八方池山荘[14:40]
新宿から夜行バスに乗り込み白馬八方へ向かいます。
夜行バスは安いが狭い(横の方が侵略してくるのも重なり)ので寝心地は悪く、浅い眠りを繰り返す感じだった。
やがて定刻よりも早く白馬八方バスターミナルに到着。
スキー場のオープン近くまで、待合室で食事や準備をして過ごしたら、八方スキー場へ。
チケットを購入し、ゴンドラ&リフトを乗り継げば八方池山荘に到着。
アイゼンやストックなど準備をしたら、唐松岳を目指し出発!!
八方尾根の右側には白馬三山が輝き、左手は昨年滑った白馬47スキー場から続く五竜岳と 後ろに鹿島槍ヶ岳、後ろを振り返れば浅間山、妙高山など山々の大パノラマ。
そんな景色楽しみながら斜面を登っていくと八方山。
さらに登っていくと八方池に到着。
ここは湖面に映る白馬連峰が見えることで有名だけど、今は雪原になっており、池があることすら分からない。
青空の八方尾根歩きスタート 右手に白馬三山を見ながら
振り返ると山荘の向こうに妙高山など新潟の山々が 雪原の八方池と白馬三山
見晴らしの良い稜線を進むとどんどん風が強くなっていく…
丸山からは横なぐりの突風が吹き荒れ、真っ直ぐ歩くのも立っているのもキツい時がある程に…
下山者に話を聞くと、「ここから先は突風が吹き荒れ、多くの方が撤退しており、自分も諦めてきた」との事。
その話を聞いてから悩んだが、突風による滑落の可能性を感じ、泣く泣く下山することにしました(>_<)
天気は快晴なのでかなり残念だが仕方がありません。
今晩は八方池山荘に宿泊予定なので、まだまだ時間があります。
下山途中の風が弱い場所で、周りの景色を楽しみながらのんびり食事をしたり、八方池の上を歩いてみたりしながら山荘へ。
山荘に到着後は、夕暮れの山々を眺めたり星空を見たり同部屋の方々と語らいこの日を終えました。
八方池を越え尾根を進んでいく 歩んできた八方尾根
左手に見える五竜岳と鹿島槍ヶ岳 強風に耐え忍ぶ
微細な氷が巻き上がり吹き付けてくる 丸山より妙高方面を望む
山頂が見えるが断念 光が立体感を作り出す
夕暮れの山々[高妻山,妙高方面] 白馬三山と輝く星々
月と星が照らす 麓の光と静寂の山々
翌日は、当初の予定では八方スキー場でスキー三昧の予定だった。
かなり悩んだが、同部屋の人につられて予定より早く起きたので、とりあえず歩き出す。
今日も晴れ予報だが、昨日と違い雲が多い。
ただ日の出付近は雲が無く、日の出や朝日に染まる白馬三山を見ることができました。
日の出後は、体調等を考えスキーにしようかと思い少し戻るが、同部屋の方が先に進むのを見ていると山頂に行きたいと思う心が勝り先に進むことにした。
仕事と昨日の疲れからか体調が優れないので、小休止を多めにしながらのんびり歩き丸山へ。
相変わらず風は強めですが、問題なく登れそうなので、山頂を目指します。
今までの道と違い狭い稜線をじっくり登っていくと唐松岳山荘上の分岐に到着。
これから歩く唐松岳山頂へ続く道や剱岳など景色が素晴らしい。
山頂へはここから少し下り登り返す。
辿り着いた唐松岳山頂は、雪を纏った剱岳や立山や五竜岳の迫力がある姿、不帰ノ嶮、白馬連峰、白馬村方面は妙高や高妻山など360°の素晴らしい展望。
のんびり景色を楽しんだら、唐松岳頂上山荘へ。
冬季閉鎖中の小屋横の無風地帯でお湯を沸かしたら、小屋前のベンチで五竜岳や剱岳等の絶景を見ながらスープを美味しく頂きました。
するとどんどん晴れ間が広がってくるではないか。
まだまだ時間があるので、山頂へ登り返し景色を楽しんでから下山開始。
昼過ぎになると昨日風が強かったのが嘘のように弱くなった。
その事もあり下から多くの方が次々と登ってくる。
白馬三山や歩いてきた尾根道などの景色をゆっくり見渡しながら下っていく。
八方池山荘まで下ったら、再びリフトとゴンドラを使い麓まで降り八方バスターミナルへ。
予約していた高速バスは行きと違い空いており快適。
しかも途中渋滞もなく予定より早く新宿に到着とラッキーで幕を閉じた。
※写真の順番は見やすいように行き→山頂→帰りに整理しております。
光と影の美しさ 白馬三山を染める
唐松岳(左側)と不帰ノ嶮 山荘前より五竜岳,剱岳
唐松岳山頂はもうすぐ 唐松岳山頂
山頂より歩んできた尾根を望む 山頂より雄大な五竜岳を
山頂より不帰ノ嶮越しの白馬三山を 立山,剱岳,赤谷山,釜谷山,毛勝山方面
唐松沢と新潟の山々を 白馬三山を眺めながらの帰り道
終着点の山荘へ