谷川岳(3回目)から土樽へ縦走

2018年7月1日

谷川岳の山開き。素晴らしい快晴。色気を出して新潟の土樽まで縦走。
谷川は3回目。慣れてるつもりでしたが、猛暑で体力消耗。

予定より大幅に時間がかかり、手持ちの水も無くなり、完全に脱水症状。
谷川岳がこんなに暑いとは。

歩いても歩いても、ゴールは遠く・・・・

 

今回は、天神平から谷川岳・一ノ蔵岳・茂倉岳越えて、土樽まで行きました。

ヤマケイのコースタイムでは7時間。これはベテランのタイムなので、自分の場合 1.3倍で計画。
途中の休憩1時間プラスして10時間の予定。

上野発の臨時快速夜行「谷川岳山開き号」が、1年でこの日だけ運行されます。
185系(古い特急踊り子)6両。上野23:35発 土合3:10着

最近では珍しい夜行なので、ハイカーだけでなく鉄道マニアも乗ってます。
全車指定席で毎年満席のようです。

 

 

土合駅は地下70mのトンネルの中。地上に出るには500段近い階段を上る必要があります。
谷川岳で亡くなった方の霊が出るという噂もあり、トンネルの中はヒンヤリしています。

地上では、山開きのセレモニー

5:50 
この日だけ特別に5時からロープウエイが動きます。
天神平まで一気に上がって、ここから谷川を目指します。

7:00
初心者のツアーも多く、谷川までは渋滞が続きます。

7:00
天気は快晴。富士山も遠くに見えます。
富士山も7月1日が山開き。 あっちも渋滞しているでしょう。

8:50
谷川岳の通称「猫耳」。群馬側の「トマの耳」から「肩の小屋」を見下ろします。
ここまで 2時間30分の予定が 3時間もかかってしまいました。

9:20
猫耳の新潟側「オキの耳」で小休止。「猿岩」見ながら栄養補給。

11:00
オキ耳から1時間で「一ノ倉」に到着 オキ耳から一ノ倉は、今までの渋滞が嘘のようにハイカーもいなくなります。
奥に「猫ミミ」が見えいます。

11:40
茂倉岳の到着。振り返ると 谷川~一ノ倉~茂倉 までの稜線がクッキリ。
予定より1時間半の遅れ


12:00
茂倉岳の下にある避難小屋。ずっと住めそうな小屋です。

13:30
矢場ノ頭に到着 予定より2時間の遅れ。
全行程10時間の予定だったので ペットボトルは5本持っていましたが このままでは足りなくなりそう。

この辺りから足が動かなくなってきます。
7月1日とは思えない高温で、完全に熱中症になってます。


・・・・この辺りから、写真を撮る気力が無くなり、死んだようになって坂を下ります。
後は下るだけと舐めていましたが、泥は滑り、木の根に足を取られ、GPS見てもなかなか進みません。

コースタイムでは 矢場ノ頭から 一般道に降りるまでまで2時間。
そこから土樽駅までさらに30分。

しかし今のペースだと3時間以上かかりそう。
ペットボトルは2時間で1本の予定で5本しか持っていません。
そして、ここで最後の1本になりました。

土樽駅からは越後湯沢に行き新幹線に乗る予定なので、電車は18:06発。
「まだ4時間半あるので何とかなる」・・・・これが甘かった。

15:30 矢場の頭から2時間。
コースタイムなら一般道に降りている時間ですが、GPSは壊れているのかと思うほど動かず。

・・・・・・・

結局一般道に着いたのは矢場の頭から3時間半後の17時。

17:00 やっと一般道におりました・・・

高齢者が無理な登山して動けなくなり、救助ヘリを呼ぶという事故がありますが、
救助要請する気持ちがわかりました。

無理な登山はやめましょう