三宅島   雄山

 噴火活動が盛んで、明治時代以降でも5回。その他雄山の山頂噴火のほか、山腹や海底でも割れ目噴火を発生させている。
また溶岩がやわらかいため溶岩流も起こりやすい。2000年以前は、1983年の大噴火で溶岩流が阿古地区の集落の約7割を焼失させた。また新澪(しんみょう)池が水蒸気爆発で消失した。
               
   浅間山   天明の大噴火

1783(天明3)年5月9日から8月5日頃まで約90日間活動。江戸、銚子まで降灰あり。関東中部で降灰のため昼も暗夜のようになったと記録されている。8月5日大爆発土石なだれが発生、北麓に流下、吾妻川を塞ぎ決壊した土石流と、多量の水が利根川に出て流域の村落を流失した。
                          
 正面は三宅島の北側、神着と大久保浜           
2000年の噴火で標高813mから775mと低くなった雄山
                         2005.5.17撮影       
最近の噴火は2004年9月14日から11月14日まで続き、9月16日から17日にかけては東京、埼玉、千葉にも降灰した。                            2004.9.16撮影    
2005.05.17
緑の芝生に覆われ美しかった雄山山頂は無残な姿に        
2000年8月頃のスオウ穴(左下)の水の色は真っ赤に染まっていた。
                   北東から 2005.05.17撮影
南東から 2004.9.16撮影
 火口南北1710m、東西1570m、深さ514m                
北東から 2005.05.17撮影  
 浅間山の南西側前掛山2524mの影を映す。
    東から  2004.10.22撮影
西から 2005.05.11撮影     2004.10.22撮影  
 南西から 2005.05.11撮影   噴煙は殆んどが蒸気   2005.5.17 撮影  
火口北東にあった水溜まりは殆んど無くなっていた。         
南から 2005.05.11撮影  
  前掛山(右)  2005.5.17 撮影  
南東から 2005.05.11撮影   2005.5.17 撮影  
2000年7月8日撮影(アジア航測)の山頂付近。北東側以外はまだ緑豊であった。
カルデラ内部は現在より凹凸がなく若々しい表情をしていた。


 マウスでポイントしてください。現在の噴火口が現れます。
鬼押し出し溶岩流 浅間火山博物館(中央手前)
天明の大噴火は、1783(天明3)年5月9日から8月5日頃まで約90日間活動。8月5日の大爆発で土石なだれが発生、北麓に流下、吾妻川を塞ぎ決壊した土石流と、多量の水が利根川に出て流域の村落を流失した。鬼押出(おにおしだし)溶岩が北側斜面を流下。
マウスでポイントして下さい東側の溶岩流が見られます。