卯多的V6観とファンへの道程


濃いものマイナーなものばかりハマってきた卯多が、
この期に及んでジャニーズ・アイドルなんぞにはまってしまったのは、
全てリーダー・坂本昌行のせいです。

ハマる前から、大河ドラマや「D×D」で剛とオカダの顔くらいは知っていた。
オカダは、見た目は子どもなのにインパクトの強い子がいるなぁという印象が。
その後、たまたま「MJ」で、その子がいかにも幼い様子で、
横にいるアイドルにしては老けたお兄さんにじゃれついているのを目撃。
なんとなく意外な感じがして、「これがV6かぁ」とかろうじて覚える。

その冬、日頃チェックしている演劇広告でそのお兄さんを見かけた。
その時、ようやく「坂本昌行」という名前を認識する。
「へぇ、この人舞台するんや」と思ったのも束の間、
当時どっぷりアジア映画にはまっていた私は、日本の芸能界に興味もなく、
仕事の忙しさもあって、そのまま半年が過ぎていった。

そして、1998年夏、これもたまたま観た「the夜もヒッパレ」で、
そのお兄さんが他の2人と歌っていた。
「この人、気持ち良さそうに歌うなぁ…」
卯多は、自分もアマチュアで歌っているので、
「歌うのって、楽しっ」って感じで歌う人を観るのが好きだ。
そして「この人が歌ってるのを、生で観たい!」と唐突に強烈に思った。
「この人が歌ってる空間は、私にとって絶対気持ちいいはずだ!」とも。

タイミングよく、その頃「迷宮伝説・雨月の愛」がチケット発売中だった。
近鉄劇場は、以前からさんざん通っているところ。行かない手はない。
「えぇ〜?ジャニーズ〜ぅ?」と言われるのを覚悟のうえで
「濃い」&マイナー仲間のツレを誘ったら、「ええよ」とあっさり。
しかも、やたらV6について詳しい。
「なんか、おかしい…」と思いつつ、11月になり劇場へ。

いきなり登場シーンの跳躍で、全て持っていかれました。
いかにもボイトレをやり直しましたといった感じの、やたら基礎に忠実な歌い方にも。
気が付いたら、帰りに劇場窓口で2回目のチケットを買っていた。
えぇ、有給休暇とらねばならないのを百も承知で、なんとか残っていた平日昼公演を。

以来、ずっぽりどっぷりです。
最初はオプション位にしか思っていなかった他のメンバーも、
「いやぁ、オプションが思いのほか気に入っちゃってぇ」と、
それまでの私のファン経歴を知る友人達から不気味がられるほどのハマりよう。
後から白状したところによると、一緒に「雨月」に行ったツレも、
その一年ほど前から気になっていたものの、ジャニーズということで言い出せなかったとのこと。
私の誘いに、これ幸いと飛びついたらしい。

なんせ目をつけたきっかけが、オカダにじゃれつかれてる姿だっただけに、
卯多にとっての彼らの魅力は、家族的なほのぼの感。
「卯多的トニセン&カミセン」に書いた呼称&印象からも判るように、卯多には彼らが家族に見えて仕方がない。
家族に例えるのが嫌いなファンの方もおられるのは知っているが、
卯多のツボにはまってしまったのがそこだったのだから、どうしようもない。
ご勘弁いただきたい。(誰に言ってる?)

とはいえ、仲が良いだけでは20代・30代の野郎どもが家族に見えるわけがない。
グループの中での位置づけや役割が、家族の役割分担と置き換えられるからこそ、
見ているこっちも、安心してほのぼのできる。
そういう意味で、V6は見事にはまってると思う。
それが元々の性格なのか、年齢差の大きいグループを維持するために
彼らが意識的にそうしてきたのかは、本人たちのみが知ることだが。

だが、それがたとえ意識的に演じられてきたことだとしても、
その関係の中で気持ち良さそうに笑っている彼らを観るのは、楽しい。
仕事でイライラしているときでも、体中から突き出たトゲトゲがたちまち溶けて丸くなっていく気がする。
演じられた作られた世界でもいい。芸能界なんだから。(本当だったら、もっといいけど。)
一生なんて言いません。
いつか解散するその日まで、どうかその世界を私に見せ続けて欲しい。