Acte Kobe 2000 報告

ごあいさつ/中川博志(AKJ代表)

未来につながるActe Kobe 2000


ごあいさつ 未来につながるActe Kobe 2000

アクト・コウベ・ジャパン(AKJ)は国際交流基金の助成を受け、3月11日から10日間、マルセイユとベルンを訪れた。今回は15名が、両市で開催されたActe Kobe 2000に参加した。
 昨年のActe Kobe 1999は、日仏会員が互いに知り合うための交流が中心になった。今回は芸術交流の具体的な活動が1カ所で集約的に行われ、双方の参加メンバーも昨年より増えた。その結果、人間関係のみならず、芸術的な意味でもより幅のある緊密な関係を築くことができたように思う。
 アクト・コウベ・フランス(AKF)の仲間たちは、活動をする上で必要なものが完備された素晴らしい空間、GMEM(Groupe de Musique Experimental de Marseille)を用意してくれていた。われわれは毎日、会場に集まり、それぞれができること、やりたいことを出し合い、音楽、美術、舞踊、さまざまな試みを行った。それは、AK活動のコンセプトである「壊れやすさ」と「創造性」をはらんだ芸術家たちの自発的で自由な「遊び」であった。その成果は、同会場で行われた最終日の公演において、聴衆にも十分に伝わったと確信している。
 また、ベルンにおいても、さまざまな芸術家たちの活動拠点となっているダンプツェントラーレ(元水力発電所の建物)を会場として、マルセイユの活動の精神を引きつぎつつ、2日間にわたる公演が行われた。震災後、マルセイユに続いて連帯の意志表示をしてくれたベルンで、AKの実質的な交流活動が行われたのは、今回が初めてだったので、新しい仲間たちと知り合うことになった。 忙しい10日間であったが、今回の渡航は、われわれAKJだけではなく、AKF、そしてスイスの仲間たちと今後どのようなことができるのかを確認する意味で貴重な体験であった。来年、神戸で開催することになっているActe Kobe 2001は、今回の貴重な経験を生かし、よりダイナミックなものにしたいと考えている。 最後に、われわれの活動とコンセプトを理解し支援していただいた国際交流基金、在マルセイユ日本総領事館、在ベルン日本大使館、在フランス兵庫県事務所、マルセイユ市、ブッシュ・ド・ローン県などの公的機関、マルセイユ留学中の鳥居夫妻、藤吉右子さん他、協力いただいたすべての人たちに感謝します。
AKJ代表 中川博志


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