7月27日(金)、28日(土) メイン・パフォーマンス Acte Kobe "Fra-Cré-Sol"TwoDays 7月20日(金)〜30日(月) 総合プログラム期間 7月中 アトリエ活動 7月8日(日)〜29日(日) Acte Kobe Exhibition 7月23日(月)、24日(火) アート林間学校 7月29日(日) シンポジウム 「芸術と社会Fra-Cré-Sol」 2001年1月より6月 (アクト・コウベ・ジャパン披露宴)
アクト・コウベは、阪神淡路大震災を契機に、日本とフランスそしてスイスの芸術家を中心に生まれた非営利団体です。震災直後、被災地での芸術文化関係の催事が自粛されるなか、私たち被災地の芸術家は『芸術(家)と社会の関係』という問題に直面しました。職業というより人生そのものとして芸術活動を行っているものにとって、自己の存在意義を問われることになった訳です。「自分の仕事は、社会に必要とされていないのか?人々の生活には芸術は必要ないのか?」 そして、フランス・マルセイユで芸術家が150人余り参加し、義援イベント「アクト・コウベ」がすぐに開催されました。彼等から私たちに対する連帯が示され、非常に勇気付けられました。また続いてスイス・ベルンでも「アクト・コウベ2」が行われたのです。 その後、フランスやスイスの芸術家達と交流活動を行い、私たち自身がフランスやスイスに渡り芸術家だけでなく地域の人達とも関わっていくなかで、「生きていく実感を味わえるような社会を芸術を通して実現できないだろうか?また私たち自身の生活する社会の人々に対してこのような社会を提言していくことは出来ないだろうか?」と考えるようになりました。 2001年の夏、フランス、スイスの素晴しい芸術家たちが様々な団体の協力のもと、アクト・コウベというNPOとして初めて神戸に来る事になりました。本プロジェクトでは『芸術と社会』をテーマに、音楽やダンス、美術のプレゼンテーションやワークショップ、トークセッションなどでプログラムを構成し、広く、私たちとともに生活する社会の人々に『芸術と社会』について、実践と体験を通した提言を行いたいと考えています。 震災は私たちに、芸術の根本的意義を社会のなかでとらえ直すことを促しました。このプロジェクトを実施することだけで、芸術が生活の一部として機能する地域社会が即実現するとは思いませんが、私たち自身がフランスやスイスで体験を通して感じ取っていったように、私たち自身の社会の人々にまず体験を通した問題提起を行うことが大切であると考え、このプロジェクトを推進していきたいと思っています。
2000年11月現在