AKJ NEWSLETTER #2


マルセイユへ、そしてベルンへ

AKJメンバー:小島 剛(こじま たかし)音楽家


「Acte Kobe 99」としての昨年はマルセイユ周辺各地でパフォーマンスや作品の創作の他、市内の 「アルハンブラ劇場」で作品展示や演奏、パフォーマンスなどを行いました。ここでは、最後の共同総会において、「こわれやすさ、創造性、連帯」というキーワードが示されたことが、私たちの活動の方向性を定めた重要な トピックであると同時に、双方メンバー全員の存在が非常に身近に感じられるようになってきたきっかけでもありました。
そして帰国後は、作品のやり取りやお互いの近況報告など、その素性が知れたからこそ可能な交流活動が盛んになってきました。
今春3月、「Acte Kobe 2000」としてAKJのメンバー15名は、マルセイユとベルンの2都市を訪れます。マルセイユでは主にグラフィックや レコーディング、ビデオの制作など形に残る作品の創作を行い、ベルンではパフォーマンスやコンサートが企画されている他、個々のアーティストが 各々のプランに従って創作活動を行う予定です。そこでは「こわれやすさ、創造性、連帯」のキーワードを再確認し、その認識を更に深めて行くための機会であると考えます。昨年参加したメンバーは、きっと身近な存在であるからこそ起こり得る、互いの創作活動への共鳴や影響を感じ合うことになるでしょうし、今回初めて顔を合わすメンバーも、このキーワードを共通認識として昨年の「Acte Kobe99」以上に積極的に意見を交換することができるでしょう。そして、ここでの共同作業はその意味、クオリティ、楽しさをより高めていくことが求められるでしょう。


Acte Kobe 2000 渡航メンバー
石上和也、稲見淳、鎌仲ひとみ、川崎義博、小島剛、佐久間新、進藤紀美子、杉山知子、角正之、中島康治、中川博志、林百合子、東野健一、森信子、ウィヤンタリ(15名)

スケジュール:

    3/11(土) 関空発 フランス・マルセイユ着
3/11-15 マルセイユ滞在(5泊)
3/16(木) スイス・ベルンへ移動
3/16-18 ベルン滞在(3泊)
3/19(日) ベルン発 関空着(3/20)


今回の渡航及び滞在は、国際交流基金の助成を受けています。


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