2006年を振り返って


【音楽】
 2006年に入手したレコード/CDは250枚くらい。ここ数年は毎年200枚を切る程度だったが少々増えた。なんといってもネットでの購入が増えたため。(米国のCaiman D.C.は格安で発送業務の確認もしっかりしているのでお勧め)
 CDに関しては半分が新譜、半分がリイシュー。レコードはもちろん新譜はない(笑)。レコードについてはシングル盤を買う比重が増えた。
 ※CD/レコードのお宝ゲットについては「お年玉音楽配信」でご報告します

【ビリヤード】
 公式戦は惨敗。ハウストーナメントでは4月に一回だが優勝。マスワリ100発の年間目標は夏から秋にかけて沈滞し頓挫。ただし、自惚れながら技量はこの一年で上がったと思う。

【コンピュータ】
 ここ数年、購買ペースを自粛していたのだが----。
 まず春にIntelのCPUを使ったMacintoshを購入。長いMacユーザーとしては、どうしてもこの手のニュースに弱い。
 これで終わる筈が11月にWindows PCの調子が悪くなる。ばらしては組み立てを数度繰り返し、治せる限りは治したものを、ある夜酔って帰り、がちゃがちゃとパーツを取り替えたところCPUのピンが破損(痛い)。泣く泣く、次の日、ショップでほぼ全パーツを買いに行き自作。ただCore 2 Duoにメモリを2GB積むとさすがに速い。(ビデオカードはGeForce7600)

【電化製品?】
 2006年は厄年だったのか電機製品の故障と買い直しにみまわれた。PCについては前項で書いた通りだが、まず春にオーディオの根幹部を一新。といっても極安の真空管アンプ主体で出費は大したことはない。(僕はオーディオ・ファンではない。音楽を聴くための最低限のツールとしか思っていない。レコード針も年に一回も替えないし)
 秋にiPodを落下させ破損。朝に壊し、昼には買いに行きました。これでiPodは4台め。ちなみにiPodは新しく入手した音源のチェックに使うのが主。好きな音楽をつめて鑑賞を楽しむ余裕なんてないのだ(間違っているとはわかっているのだが)。
 さらに5年間酷使したオーディオ・ハードディスクレコーダーの調子が悪くなる。アナログ・レコードをデジタル化する機材で、これも必要やむなくPC用のオーディオ・インターフェイスを購入。正直なところ音質にどうも疑問が残るのだがデジタル化そのものは素早くなり、レコードを取り出して聴くたびにデジタル化するようになる。

【ネット関連】
 2つのブログを2006年も続ける。特に音楽専門の「ソウル一日一枚」は抜けることなく、365枚を紹介した。知識やマニア度では大したことがないが、この持続力は「自分を褒めてやりたい」よ。
 ところで2006年のネットは「ミクシィ」と「Youtube」に尽きる。特に後者では、夢のような映像を次々と見ることができ長生きして良かったと実感。
 例として驚天動地のThe Manhatannsの映像を紹介しておく。歌っているのはジェラルド・アルストンじゃない。夭逝したジョージ・スミス。彼の塩味を帯びた歌がどれほど素晴らしかったかを実感。しかしこの脳天気なシチュエーションでの映像はなんなんだ!
※映像が見られないという方はブラウザのJava Scriptを有効にし、さらにFlash Playerをインストールしてください

【カメラ】
 2006年に購入したカメラは4台。アナログ・カメラは「ツァイス・イコン」を購入。21世紀に誕生した(最後の)アナログ・レンジファインダー機。
 中古では1950年代のフォクトレンダーを5000円ほどで買ったのみ。クラシック・カメラは一通り使ってしまった感がある。
 デジカメでは、リコーのGR digitalをもちろん(笑)購入。こんな不器用で真面目なデジカメを買ってやらないでどうするの。外付ファインダーをつけて持ち歩くのが吉。
 ほかに水中撮影ができるデジカメOptioを購入。
 5月に友人たちと男三人での鎌倉旅行を敢行。三人で写真を競ったのが実に痛快だった。

【食】
 日本橋の「はやし」で天ぷらを食べた。2006年の食はまずはこれ。天ぷらの最高峰(値段が)。しかしその値段を納得させる店でありサービスだった。ただし天ぷらは白く塩で食えなどというのが個人的には残念。やっぱり天ぷらはしつこいゴマ油、つゆにじゃぶっとつけるのが好きだな。
 バー通いに熱がこもる。銀座、新橋、渋谷、代々木上原(!)と東京出張のたびにバー通い。これが高じてカクテル作りをはじめた。凝った酒はアブサンとラム。知人に教えてもらいポートワインにも目覚める。
 シガーをはじめた。これまで喫煙の習慣は一生を通じなかったのだが---。最初は閉口したが、強めの酒の肴として愉しめるようにまで成長。

【トレッキング】
 山登りをしなかった!一年で3回登ったのみ。大反省。

【読書】
 2年越しの目標だった「傑作小説70冊」を完全読破。日本のエンターテインメント小説には疎かったのでほんとうに勉強になった。
 読書で一番の収穫は自費出版による「近衛師団参謀終戦秘史」。すでに定説が出そろったかに思えた昭和20年8月15日未明の東部軍将校による皇居占拠事件に新たな視点を切り拓いている。自費出版だけに3500円と少々高いが内容からすれば十分。(まだ240冊しか刊行されていないとは残念)

【映画】
 2006年も映画館にはなかなか行けず代わりにDVDばかりが貯まっていった。NHK-BSで溝口健二特集を放映。全作品を録画。なおNHKでは映画ではないが「アイ・ラブ・ルーシー」を半年間放映してくれ驚喜。ほぼ録画し、これはなるだけ観た。
 ちなみに収集したDVDは年間で300枚を越した。これを観ることがあるのだろうか?

【その他】
 年末に突如、篆刻に興味が出てきてセットを購入。2006年に亡くなった碩学、白川静の字典まで購入し篆書の俄か勉強もはじめたが結局手をつけられなかった。
 大島紬で着物を仕立てるが、これも年内に袖を通せず。正月も忙しいし、いつおろせることやら。



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