No.031 バウ(量産型)
NEO-ZEON ATTACK USE TRANSFORMABLE MOBILE SUIT


SPEC

 MODEL NUMBER:AMX-107
 TOTAL HEIGHT:22.05m
 WEIGHT:34.7t
 TOTAL WEIGHT:67.5t
 GENERATOR OUT PUT:2410kw
 THRUSTER GENERAL OUTPUT:75040kg
 MATERIAL:GUNDALIUM ALLOY
 ARMAMENTS:BEAM RIFLE,MEGA-PARTICLE GUN,BEAM SABER,GRENADE LAUNCHER,MISSILE

星のコメント

 赤いバウのただの色違いです。武装も全く同じです。ザクっぽい色がいいですね。

バウについて

 「バウ」は、ZZガンダムと同様に、機体をふたつに分離させ、それぞれを戦闘機として運用するというコンセプトで試作されたが、複数のパイロットが必要であることから開発はペンディング(一時棚上げ)された。また、ミノフスキー粒子散布下では制御が困難であるとの理由から、リモートコントロール案も却下された。それでもMSとしてのスペックは優秀であったため、アクシズ(ネオ・ジオン)における慣例に従い、一旦は、可変機能などをオミットした上で士官専用機として改修されることになったのだが、搭乗予定のグレミー・トトは、全ての機構を温存した上で、さらに却下された無線誘導に加え、バウ・ナッターには慣性誘導装置や強力な弾頭の搭載を命じた。かくしてバウはMSとして、または軽快な機動性を持つ攻撃機、および射程640kmのミサイルとして運用可能な機体として蘇ったのである。その後バウは、構造が堅牢で自由度が高い上コピーも容易であることや、前例のない戦術の展開を可能とする特異なMSとして評価を得て量産されることになった。その際、“龍飛(バウ)”と描くエンブレムは取り去られ、機体色もグリーン系へと変更されている。
バウは“TMS=可変型MS”の新たな可能性を検証すべく開発されたMSである。アクシズでは、すでに「ガザ」シリーズを実戦投入していたが、連邦軍やエゥーゴ。ティターンズなどが投入するTMSに対抗し得る機体の開発に関しては後手に回っていた。実際、U.C.0088年当時は可変MSの全盛期とも呼べる状況にあり、各勢力のTMSが、その有効性を存分に発揮していたのである。すべからく、MS開発において後れをとる訳には行かないと考えるアクシズの技術者達は、TMSに関しても貪欲に取り組んだ。また、政治的な駆引きの道具として連邦軍やティターンズから供与された機体や技術なども膨大であった。ことに、アクシズの地球圏帰還による“ジオン復興”に賛同する勢力も少なくなく、AE(アナハイム・エレクトロニクス)やエゥーゴなどから、ネオ・ジオンに“参加”あるいは“復帰”するスタッフも相当数にのぼったと言われている。事実上、バウはそういった諸事情によって誕生したZ(ゼータ)ガンダム(あるいはZプロジェクトによる他の機体)のデッドコピー(技術や設計を盗用)したMSであると言うこともできるだろう。



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