No.032 シャア専用ザクU
PRINCIPALITY OF ZEON CHAR'S CUSTOMIZE MOBILE SUIT


SPEC

 MODEL NUMBER:MS-06S
 TOTAL HEIGHT:18.0m
 WEIGHT:56.2t
 TOTAL WEIGHT:74.5t
 GENERATOR OUT PUT:976kw
 MATERIAL:SUPER HARD STEEL ALLOY
 ARMAMENTS:ZAKU MACHINEGUN,ZAKU BAZOOKA,HEAT HAWK

星のコメント

 私が小学生の頃、作った思い出があります。本当は量産型ザクが欲しかったのですが、この赤いザクしかなく、仕方なく買ったような記憶があります。しかし今では愛着がわいてしまい、赤いMSは結構好きな部類に入ります。ガンダムと言えば、私はこのザクシリーズが一番好きですね。

シャア専用ザクUについて

 MS-06Sは、「赤い彗星のシャア」が駆ったことで一年戦争初期の傑作機として知られ、基本的にはMS-06SザクUのバリエーションとして認識されているが、実際には別の機体であると言っても過言ではない。
例えば、市販車をベースにレースカー並みのチューンナップを施したようなものである。
そのため、生産性や操作性を重視したF型と比較して、大幅な機能向上が計られている反面、かなり扱いにくい機体となっているおり、積極的に機体バランスを崩せるような熟練者以外には乗りこなせなかったとも言われている。
俗に「通常のザクの3倍のスピード」などと評価される挙動も、パイロットの腕によるものだったらしい。
S型の外観はF型とほとんど変わらないが、各種内装部品には特殊なものも多く、一年戦争中〜後期に活躍した高機動型のR系の機体に移行する寸前のものであるということもできる。
実際S型は、「高機動のR型の設計思想に基づいた機体をF型の設備で生産する」という、先行試作型とでも呼べる機体であり、機動性向上のための技術開発の実戦投入試験機としての側面を持つ機体なのである。
カタログデータとしては、バーニアスラスターの出力向上などが計られている程度といわれるが、実際にはそれだけでも非常に困難な技術的課題が山積みしていたことは言うまでもないだろう。
ちなみに、赤以外に塗装されたS型も多数存在している。
S型の特徴は、F型と80%以上の部品共有率を持っており、F型の運用設備をほぼそのまま流用することができたことである。
これは、補給やメンテナンスの面からも歓迎された。
F型の特長は、簡単な改装で空間戦闘にも重力下戦闘にも対応できたことである。
例えば、宇宙空間での追撃対象が地球に降下した場合であっても、引き続き任務を継続することが可能だったのだ。
つまり、同じ設備でS型も同様に改装することが可能だったのである。
このことは、地球上におけるMSの運用面で多大な恩恵をもあらしたと言われている。



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