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No.089 ケンプファー
PRINCIPALITY OF ZEON ASSAULT USE MOBILE SUIT
■SPEC
MODEL NUMBER:MS-18E
TOTAL HEIGHT:17.7m
WEIGHT:43.5t
TOTAL WEIGHT:78.5t
GENERATOR OUT PUT:1550kw
MATERIAL:TITANIUM ALLOY AND CERAMICS COMPOSITE
ARMAMENTS:SHOTGUN,GIANT BAZOOKA<STURM FAUST,BEAM SABER,HEAD VULCAN
GUN,CHAIN MINE
■星のコメント
武装もいろいろあるし、組み立てやすいモデルです。稼動もなめらかです。
■ケンプファーについて
MS-18E ケンプファーは、一年戦争末期にジオン公国軍が立案した「YMS-18」構想の内、単騎での対MS戦と敵防衛線突破能力の獲得に特化されたEタイプ(einhauen
type=アインハウエンチューブ=襲撃型)に分類される機体である。そのコンセプトは、機体各所の大推力バーニアスラスターで一撃離脱の強襲を行いつつ、敵の防衛線を突破してその拠点を攻略するというものである。この機体は、MSとしてはひたすら機動性と運動性を求めた機体であり、設計段階から、自衛用と近接戦闘用以外の武装は、基本的にすべてオプションで供給するというコンセプトを持っていた。そのため、この時期の機体には珍しく専用武装も開発されている。無論、それら各種装備の実戦投入試験の側面もあったことは言うまでもない。強襲ポイントを確実に制圧するため、単騎として極限までの武装が可能となっており、火器携帯用のラッチが各所に設けられ、公国軍製のMS用兵装であれば、そのほとんどを携行可能である。ただし、目標に到達するまでの間にジェネレーターの出力低下などの稼動不良を招くことは無いように、ビーム系の兵装は、本体大腿部に内装されたビーム・サーベルのみとなっている。この他、機動性を向上させるべく、装甲も突撃時の前面投影部位以外は極限まで軽量化されており、スラスターなどはほとんどむき出しとなっている。これは、この機体の性格が「出撃後の“帰還”はほとんど考えられていない」ものだからである。ただし、“敵防衛線突破能力”を戦略レベルで考えれば、この機体は偽装した民間のコンテナ艇でパーツを搬入し、敵勢力下にある町向上並みの設備と限られた人員によって組み立てられており、実働した時点でその性能を充分に発揮したと言うこともできるのである。実際、サイクロプス隊がリボーコロニーにおいて実戦投入したケンプファーは、作戦の目的であった“RX-78NT-1の奪取または破壊”こそ果たせなかったものの、単騎で連邦軍の実質的保護下にあるコロニーに侵入、稼動し、その駐留部隊を壊滅させるほどの戦果を挙げているのである。ちなみに「KAMPFER」は独語で「闘士」を意味する。 |
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