No.090 リック・ドムU(ライトグリーンバージョン)
PRINCIPALITY OF ZEON MASS PRODUCTIVE MOBILE SUIT


SPEC

 MODEL NUMBER:MS-09R-2
 TOTAL HEIGHT:18.6m
 WEIGHT:45.6t
 TOTAL WEIGHT:79.9t
 GENERATOR OUT PUT:1219kw
 MATERIAL:TITANIUM ALLOY AND CERAMICS COMPOSITE
 ARMAMENTS:GIANT BAZOOKA,STURM FAUST,90mm MACHINEGUN,HEAT SABER,BEAM CANNON

星のコメント

 ノーマルのリック・ドムUをリファインしていて、とても作りやすくて、稼動も良いモデルになっています。色もジオンらしくていいですね。

リック・ドムU(ライトグリーンバージョン)

 陸専用MSとして開発されたMS-09 ドムは、空間戦闘用MS リック・ドムへと仕様変更を受け、優秀な戦績を残した。一年戦争後期、公国軍において統合整備計画が実施され、複数のMSの生産工程が変更されることになった。いわゆるリック・ドムもこの計画によって設計に変更を受け、より宇宙空間での運用に適した機能と、改善された空力形状を持つ期待として再開発されることとなった。それが、このMS-09R-2 リック・ドムU(ツヴァイ)である。この機体は、MS-14(ゲルググ)の技術なども導入されており、生産工程の簡略化と機体強度の増加、スラスター推力の向上など、各部の基礎的な機能強化と改善が図られているほか、第二期生産型コクピットの採用によって操作性が改善され、パイロットの負担が軽減されている。リック・ドムUは、本格的な量産体制が整い次第、各地に配備される予定であったが、その前段階で終戦を迎えたため、実戦配備された機体数は非常に少ない。それでも、U.C.0083年のデラーズ紛争時には相当数の機体が目撃されており、パーツ状態のものも含めた最終的な生産数は不明である。さらに、ライトグリーンで塗装された機体のほとんどは、大気圏内やコロニー、重力下での運用も可能なよう調整された機体であったと想定されている。例えばMS-14(ゲルググ)は、特に地上用の改装を受けていなくとも、地球上での戦後数年を経ても稼動可能な機体が複数存在した。その技術や部材の一部を採り入れたMS-09R-2 リック・ドムUが、MS-06F(ザクUF型)並みの汎用性を獲得していたとしても不思議ではない。市街戦のさなか、仰向けでバズーカを構える連邦軍の砲兵が、ライトグリーンで塗装された本機を狙い撃つ寸前の模様を収めた写真集が、そのフォトグラファーの死後に出版されるなど、傍証も皆無ではないのである。ちなみに「ツヴァイ」とは独語で“2”を意味する。



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