|
No.096 アイザック
BLUE FORCE'S MOBILE SUIT RECONNAISSANCE TYPE
■SPEC
MODEL NUMBER:RMS-119
TOTAL HEIGHT:19.2m
WEIGHT:41.6t
TOTAL WEIGHT:73.5t
GENERATOR OUT PUT:1430kw
SENSOR EFFECTIVE RADIUS:26000m
MATERIAL:TITANIUM ALLOY
ARMAMENTS:ZAKU MACHINEGUN CUSTOM
■星のコメント
基本的には初期モデルのハイザックを流用し、レドームを追加した作りとなっています。こういう歪な形状のMSは好きなんですが、一般の消費者には受け入れられないようで、店頭は在庫の山のようです。
■アイザックについて
RMS-119 アイザックは、グリプス戦役初期の地球連邦軍の主力MS(モビルスーツ)であったRMS-106 ハイザックを偵察用に改造して電子戦に特化させた機体である。ミノフスキー粒子の電波阻害効果は絶大であり、いわゆる長距離レーダーやミサイルの遠隔誘導は無効化された。U.C.0079年に勃発した一年戦争以降、直接目視による戦闘が主要戦術となったものの、艦艇やMSには依然として赤外線/レーザーセンサーなどとともにレーダーは不可欠のものとして装備されている。なぜなら、ミノフスキー粒子は急速に拡散する特性があり、戦闘時には濃度を維持するために頻繁に散布を繰り返す必要があるからである。そのため、戦時下であっても領域によって濃度にはムラがあり、逆に言えば、平時の航行や移動に関してレーダーなどのセンサーは依然として運用すべき装備なのである。さらに、ミノフスキー粒子の分布する領域を検証することそのものが有効な索敵手段として機能するケースもある。実際、一年戦争当時のジオン公国軍は、ザクを改造した強行偵察機を数種開発し、それらにはミノフスキー粒子による電磁波の伝播阻害を算出するデバイスが搭載されていた。U.C.0083年頃には地球連邦軍に於いても通常の索敵手順として採用されていた。電子戦が無効化されたとは言え、それに適応した索敵、偵察行動の有効性は疑いようのないものだったのである。本機の最大の特徴である頭部と一体化したレドームは、大型のパッシブ・レーダー・システムであり、敵機が発するレーダー波などを超長距離から正確に探知する。また、ドーム下面には後方/対地監視用のモノアイを装備しており、高々度からの光学撮影も可能である。レーザーや赤外線を用いたスキャンニングシステムも専用のスペックのものを装備しており、ミノフスキー粒子散布下であっても通常のMSの倍以上の距離を高い分解能で観測することができる。収集したデータはバックパックに装備した指向性のディスクアンテナによって送信するが、直接通信が不可能な場合には、強固な物理防護を施されたデータ・ポッドに記録して放出する。ポッドは味方に回収されるまで特殊な周波数で識別コードを発振し続け、記録されたデータも解除コードを入力しない限りデコードできず、手順を誤ればデータは破壊され、敵の手に渡るのを防いでいる。基本的には偵察専用のMSであり、重量バランスなど戦闘には不向きな機体だが、ハイザックが運用する火器は全て使うことができる。腕部を改造した探査ユニットや自律AI搭載ポッド、頭部形状の異なるバリエーション機なども計画されていたようだ。開発したのは地球連邦軍だが、U.C.0088年8月29日のネオ・ジオンによるダカール侵攻の際に、他の機体とともにネオ・ジオンおよび反地球連邦軍の手に渡った。 |
|
|