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No.097 ジェガン
E.F.S.F. MASS PRODUCTIVE MOBILE SUIT
■SPEC
MODEL NUMBER:RGM-89
TOTAL HEIGHT:20.4m
WEIGHT:21.3t
GENERATOR OUTPUT:1870kw
MATERIAL:TITANIUM ALLOY
ARMAMENTS:VULCAN POD SYSTEM,BEAM RIFLE,BEAM SABER,HAND GRENADE,SHIELD
■星のコメント
逆襲のシャア等に搭乗する、連邦軍の量産型MSです。やられキャラマニアにはたまりませんね。稼動も滑らか、見た目も素晴らしいです。
■ジェガンについて
RGM-89 ジェガンは、U.C.(宇宙世紀)0089年に地球連邦軍で正式採用された量産型MSである。開発・生産はAE(アナハイム・エレクトロニクス)社が行っている。この機体は、RGM-79
ジム以降、連綿と続く“標準型MS”の後継機であり、ジムの後継機のジムⅡやバージョンアップされたジムⅢ、またはAE社製のMSA-003 ネモなどを経て、新世代のスタンダードとして完成したMSなのである。連邦軍における当初の“量産型MS”は、実戦投入からおよそ10年の時を経て“ベーシックな機動兵器”へと変遷を遂げていった。この10年の間、一年戦争末期のような飽和攻撃を伴う大規模戦闘はほとんど行われておらず、先のグリプス戦役や対ネオ・ジオン戦においても、組織の指導者が一騎討ちをするような状況は戦術的にはナンセンスで、あくまで例外として扱うべきであり、用途や機能を突出させて恐竜的進化を遂げたハイエンドMSの“戦力としての破たん”を指摘する声もあった。そうでなくても、度重なる戦乱で連邦軍は著しく消耗しているうえに、一年戦争以来の各種装備が更新時期を迎えていたこともあって、基本となる量産型MSの仕様を抜本的に見直す機運が連邦政府高官からも提案されていたのである。とはいえジェガンの量産がすんなりと決定された訳ではない。時期的に度重なる紛争の直後であり、公国軍残党をはじめとする反地球連邦組織の活動が沈静化した時期でもあったため、軍事費の削減を求める意見が連邦政府議会の主流であったからだ。しかし、反連邦の機運は依然としてくすぶっていることを知る一部の議員による地道な交渉に加え、それに呼応して“試作機のトライアルを「持ち出し」で行う”など、AE社の“企業努力”もあって、次期主力MSの開発は許可された。ただし、様々な課題も突き付けられることとなった。ジェガンはそれらの難関をクリアして量産化にこぎ着けたのである。まずジェガンの基礎設計には、耐用年数の延長と高度な汎用性が求められた。これは、運用期間を延長することで予算の償却を図りつつ、予算配分を複数年度に分散することで議会の承認を得るためでもあった。かくしてジェガンは、基本的には宇宙用でありながら、コロニー内や重力下でもほぼ無改造で稼動できる機体となった。また、局地戦への対応はオプション装備などで賄うこととし、メンテナンスの簡便化も計られている。装甲強度も必要充分なレベルを保ちつつ、軽量化による機体の運動性も“次世代機”に相応しい優秀なもので、正に画期的な機体となった。事実、ジェガンは新世代の標準機として、長く“連邦軍主力MS”の務めを果たすこととなるのである。
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