No.079 RB-79K ボール(第08MS小隊版)
E.F.S.F. MASS PRODUCTIVE MIDDLE-RANGE SUPPORT MOBILE POD


【 RB-79K ボール(第08MS小隊版)について 】
 “ボール”は、熱核反応炉やビーム兵器などは装備しておらず、その名の通り、球形のコントロールブロックに2本のマニピュレーターと大型キャノン砲などを装備したワンマンポッドに過ぎない。実際、本気はもともと空間作業用に使用されていた民生品のスペースポッドSP-W03の基本設計を流用したものである。コクピット周りの構造を“戦闘レベル”まで強化するためトラスフレームで覆い、パイロットの生存性を向上させている。それに燃料電池やプロペラントタンクなどを追加した上で、必要充分な装甲を施したというものである。機体制御は機体全体に配置されたサブスラスターで行う。これは、一種の指向性爆薬に近い個体燃料ペレットを爆発的に燃焼させることで、瞬間的に大推力を発生するシステムで、燃料の消費は激しいものの、メインスラスターを使わずに機体を自在に移動できる利点があった。U.C.0079年6月にはプロトタイプが完成し、テストに並行して量産が行われ、ソロモンおよびア・バオア・クー攻略戦では1000機以上が参戦し、ほぼ期待通りの戦果をあげている。また、ボールは「RX計画」立案の時点でRX-76として提案されていたものに着想を得ているとも言われている。実際にRB-79がRX-76計画に則ったものであったかどうかは不明だが、既存の車両や航空機が軍事転用された例は枚挙に暇がないことも事実である。AMBAC機動もビーム兵器もドライブも不可能ではあるものの、帰還後の機体冷却のための設備などが不要であり、RB-79のみであれば、軽武装艦や只の輸送艦も空母として運用できたのである。無論、民生品の生産ラインを流用できることも最大のメリットであった。中でもRB-79Kは、最も初期に生産されたタイプのひとつであり、10月の段階ですでに配備されていた。一年戦争中期における連邦軍の対MS戦力は、本機と宇宙戦闘機、宇宙歩兵のみであったといっても過言ではない。ただし、宇宙戦闘機はもっぱら一撃離脱の戦術で運用されるため、近接戦闘においては本機の方が優れていたと言うこともできる。なかには、この機で相討ちながらもザクを撃破したパイロットもあり、両手のついた単なる“砲艦”ではないことを証明してみせたのである。

【 星のコメント 】
 やられキャラマニアにはたまらない、ボールです。08小隊版なので、あまり馴染みがないですが、色も違うし砲も二つあって、バリエーションが違う機体なので楽しく製作することが出来ました。



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