1/35ミリタリーミニチュアシリーズNo.068 イギリス戦車 チーフテン Mk.5
【 イギリス戦車 チーフテンMk.5について 】
チーフテンは、世界最強と言われる120mm砲を持つイギリスの主力戦車です。第二次世界大戦後のイギリスは、朝鮮戦争などで傑作戦車の名を高めたセンチュリオンを主力戦車として装備、さらに120mm砲を搭載したコンカラー重戦車を122mm砲を持つソビエトのスターリン型戦車に対して火力支援用として開発してきましたが、1961年これにかわる新しい主力戦車としてチーフテンを公表、1963年から1型が量産に入り、続いて2型、3型、3/3型と改良型が登場、1970年から最終生産型である5型の量産が開始されました。チーフテンの特徴は、やはりその強力な攻撃力で、主砲の55口径120mm砲は毎分7〜10発の射撃速度を持ち、最大4000mの距離でソ連戦車を撃破する威力を持つと言われています。また防御力も重視され、全備重量約55トン、装甲は厚く、特に車体前面、砲塔全面には耐弾性を高めるためにするどい傾斜がつけられています。エンジンは、750馬力の19000cc垂直対向6気筒多燃料型を搭載して最高速度48km/h。当然、レーザー照準装置や核兵器、生物化学兵器に対する乗員保護装置、潜水渡河装置など最新の装置を備えていますが、このような火力、防御力の重視が、アメリカのM60A1や西ドイツのレオパルドなど各国主力戦車が機動力を重視する傾向にあるのと異なり、議論を呼びました。現在、チーフテンは710輌がイギリス陸軍、60輌がイラン陸軍に配備され、さらに700輌がイラン向けに生産の予定と言われています。
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【 星のコメント 】
20年以上前に一度製作しましたが、懐かしくて再チャレンジしました。タミヤらしく組立はスムーズに進み、塗装もダークグリーン単色で仕上げてみましたが、まぁまぁうまく出来たかな、という感じです。ただ、付属のフィギュアがちょっとよろしくないのが残念ですが、古いキットなので仕方ないですね。
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