1/35ミリタリーミニチュアシリーズNo.096 ドイツW号戦車D型



【 ドイツW号戦車D型について 】 
第一次大戦に初めて登場したイギリスの秘密兵器タンクの威力は、ドイツ軍に大きなショックを与えました。この経験から、第一次大戦後、戦車の研究・開発に力を注いだドイツ軍は、各国に先駆けて戦車の機動力と破壊力を十分に活かした機械化部隊を生み出し、第二次大戦では大きな戦果を得ると共に、その機械化部隊の中心となって活躍した優れた戦車を次々と開発したのです。中でも、ほぼ大戦の全期間に渡って活躍し、最も多数が生産されてドイツ軍の軍馬とまで言われたのがW号戦車シリーズでした。
W号戦車シリーズには、A型から最終生産型のJ型まで各種の形式があり、大戦の進展に従って後期型では火力、防御力を増強して対戦車戦闘能力を高め、主力戦車として使われるようになりましたが、もともとは支援戦車として開発された戦車でした。
その初期型を代表するタイプと言われるのが、1938年から生産されたW号D型戦車です。主砲は火力支援の任務を象徴するかのような短砲身24口径75mm砲を回転砲塔に搭載。装甲は車体前面および砲塔全面が30mm、エンジンは出力300馬力のマイバッハV型12気筒12000ccを装備して40km/hの最高速度を誇り、当時のヨーロッパ各国の戦車やアメリカ戦車に比べて格段に優れた機動力、攻撃力を持つ第一級の戦車と高く評価されました。W号戦車D型の生産台数は250台と言われ、主にフランス戦や独ソ戦初期に活躍しました。


【 星のコメント 】 
約30年くらい前に製作した記憶がありますが、改めてチャレンジ。ジャーマングレー単色塗装で、シンプルなのもいいですね。昔は長い砲塔の戦車が好きでしたが、短砲身の戦車も味があってなかなか良いです。




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