1/48ミリタリーミニチュアシリーズ
No.004 ドイツ重戦車 タイガーI初期生産型
【 タイガーI 初期生産型について 】
第二次大戦中盤の1942年末、ソ連のT34やKV-I戦車に苦戦を強いられていた東部戦線、そして米英軍の攻勢の前に後退を余儀なくされていた北アフリカ戦線のドイツ軍部隊に、それまでのIII号、IV号戦車とは一線を画す、強力な主砲そして分厚い装甲を備えた戦車が出現しました。これこそ新型重戦車タイガーIだったのです。ヘンシェル社が、後世に名を残すこのタイガーIの開発を命ぜられたのは1941年5月末のことでした。しかもすでに開発を進めていたフェルディナント・ポルシェ博士との競作だったのです。ヘンシェル社の設計案は最大装甲100mm、側面80mmの角形車体を片側8本のトーションバーと24個の転輪で支える手堅いものでした。主砲と砲塔は、クルップ社がポルシェ案車体用として新たに設計した56口径88mm戦車砲36型と前面装甲100mm、側面80mmの馬蹄型の砲塔をほぼそのまま搭載、エンジンは12気筒、出力650馬力のマイバッハHL210P45を装備していました。この開発案は独ソ戦の開始で強力なソ連製戦車と遭遇したことにより、早くも1942年の春に量産命令が出されたのです。1942年8月から正式に量産が開始され、主に第501重戦車大隊を始めとする新編成の独立重戦車大隊に配備、陸軍司令部の直轄として運用されました。その後11月生産分から車体後部にエアクリーナーを追加、12月からは砲塔防盾の一部が補強されるなど車体各部を改良。タイガーI初期生産型は1942年11月から1943年6月までに約200輌が生産され、東部戦線や北アフリカ戦線、さらにイタリア戦線にも投入されました。出現当時は連合軍側に対抗する戦車がないほど強力な、まさに無敵の重戦車で、数々の改良を重ねて大戦終結まで戦い続けたタイガーIは、圧倒的な攻撃力の88mm砲と至近距離からの砲撃をも跳ね返す重装甲で連合軍将兵の大きな脅威となったのです。
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【 星のコメント 】
私の中でのタイガーT型は、ジャーマングレーの単色塗装。まぁまぁの出来になりました。ズッシリくる重量感もあるし、1/48は組立やすくていいですね。
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